人材派遣業界の既成概念を潰し、日本の次世代を創る

人材派遣業界の既成概念を潰し、日本の次世代を創る

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「欲しがられる人材になりたい人が集まるプラットフォーム」である、『PILES GARAGE』。
「働く」とはどういうことか、起業家、経営者から企業の最前線で活躍する社員の「リアルな声」を知りたいと立ち上げたインタビュー企画。各々の想いや、仕事ぶりといったストーリーを届けます。

 

プロフィール
株式会社アキュート 代表取締役 永吉拓哉(ながよし たくや)
19歳から起業準備を始め、2010年に株式会社アキュートを設立。その後、株式会社ルームハートを友人と共同で創業、飲食店テルミナを経営、外語ビジネス専門学校の講師に就任、株式会社プリエールの顧問を務め、2017年に株式会社ラーニングフロムフェイラーを設立する。その他に、ブルネイ国王と面会するなど多方面で活動、日本の教育改革、人材派遣事業に力を注ぐ。

 

 

夢追い人の選択肢を増やしたい

 

ー株式会社アキュートの事業内容についてお聞かせください。

 

アキュートは、教育事業の会社です。教育する為の業界として、人材派遣業界を使わせてもらっています。入社して欲しい人は夢追い人(50歳になったらどうするの?の問いに不安を感じている人)です。

 

「夢は諦めたら絶対に叶わない。しかし、50歳になった時の備えはしておきなさい」

 

こちらをコンセプトに、ワークライフなび 「夢追い人が入社➾教育➾卒業(正社員として、いい会社に就職)」と言うサービスを展開しています。なぜ、派遣業界を使っているかと言うと、今の日本は、正社員は減点法です。失敗すると、出世に響いたり、窓際族においやられることもあります。派遣業界の場合、万が一失敗しても現場を変えて再度チャンスを与えることができます。この「絶対に見捨てない!」と言う教育方針をとることにより自信がつき、人は大きく化けます。弊社HPに記載してありますが、実際に正社員経験0だった子達が、大きく成長し、今は大企業で勤務しているケースが多々あります。

 

ー夢追い人とは、具体的にどういった人達ですか?

 

1 「叶わない夢を追いかけている人」
2 「夢に向かって、真剣に努力をしなかった人」
3 「夢を持つことに憧れている人」
4 「自分の夢が分からない人」
5 「今は夢を追いかけているものの、自分が一番その夢が叶わないのでは?と思っており、漠然とした将来の不安を抱えている人」

 

この5パターンです。分かりやすく言うと、人はウサギタイプ(天才肌)と亀タイプ(不器用な努力家)に分かれます。弊社の使命は亀タイプを教育し、成長させることです。

 

人の変化を感じられるのは嬉しいですね。給料が10万円程度で独身、彼女なしだった男性が、弊社に籍を置いたところ、育成後に海外の省庁に派遣されたり、アップルで正社員として勤務したりしている子達がいます。さらに、結婚をしたり、家を購入したりする子達が増えてきました。不器用な努力家達が変わっていくのを目の当たりしていて、嬉しい限りです。

 

この実績が広まっているのか、この人材不足の時代に、入社したいのに待機していただいている状態です。人は「変わりたいと思う強い意志」「環境」この2つが揃えば、必ず変わります。

 

 

失明の危機を乗り越えて、19歳で起業を決意。

 

ー起業の経緯を教えてください。

 

小さい頃から私の夢は刑事になることでした。悪い奴を捕まえてお金がもらえたら最高だろうと考えたからです。小学校の卒業アルバムにそう書きました。ただ、ある時、両目が網膜剥離(※1)という病気にかかってしまったのです。どうにか手術は成功し、失明はしなかったものの、刑事になる夢は断たれました。

 

それを機に、人とは異なる視点で物事を見るようになりましたね。改めて考えてみると、刑事の仕事は対処療法でしかなく、被害者は報われないのだと気付いたんです。また、その頃ある経営者の方から「君は政治家か大企業の社長になれ。社長は、金好きか、想いの人に分かれるが、君ならその想いで人が沢山集まるだろう。」とアドバイスをいただいて。それが19歳、起業を決意したタイミングでした。今でも社長の自覚はなく、刑事の夢の延長線をしている感覚でいます。
(※1)網膜剥離:眼球の内側にある網膜が剥がれて、視力が低下する病気。最悪失明する。

 

ーその後、現在に至るまではどのような過程だったのでしょうか。

 

退院後、アドバイスの通りに大企業の社長を志したのですが、どんなに大きな会社であっても、まずは社員に優しい会社にしたいと思ったんですよね。そこで、ディズニーランドで働きながら、ウォルトディズニーの経営学や接客、従業員満足度に関して、死ぬほど勉強しました。その後も、幾つか事業を経験して、仲間集めをし、準備をしながら、2010年にアキュートを創業しました。

 

ーなぜ、人材派遣事業を選ばれたのでしょうか。

 

語弊を恐れずに言うと、楽に儲けるよりも弱者を守るために悪の元を断ちたいと考えています。事業を通して、『日本の子どもたち世代を守りたい』という大切な価値観があり、それを実現するために、人材派遣を事業にしようと考えたのです。

 

 

人との出会いが、現在に繋がっている

 

ーこれまでの経験で、特に思い出に残るエピソードを教えてください。

 

特に心に残っていることが2つあります。1つ目は、創業してお金に困った経験です。一番厳しい時で、1か月3万円、年間36万円で生活したことがあります。持っていたBMWを売り払ったり、荒川やお台場の砂浜、公園のベンチで寝ていたりしていました。そのかわり従業員の給料は一度も遅らせず、一人もリストラをせずで今に至っています。その時に一緒に働いていた社員たちが、今では幹部候補になっています。今では、そのうちの一人がBMWに乗せてくれたり、「社長、いつでも使ってください」と鍵をくれたりして。自分で買うより嬉しいと思いますね。

 

2つ目は、世界一の資産家であるブルネイの国王に会ったことです。ブルネイの国王に会ったことは本当に良い経験でしたが、現地で危機的な状況にあった面白いエピソードがあります。それは、現地のとある社長との話が盛り上がりすぎて、時間が遅くなり、帰ったらホテルに閉め出されてしまいました。その時に、ホテル前で野良犬に追いかけ回されて、もう大変でしたよ。狂犬病の対策などもされていないので、本当に危なかったです。結局、どうにもできずそれまで一緒に盛り上がっていた社長に電話をしたところ、泊めていただけることになりました。また、社長のお父様が空港を造られているような方で、結果、現地の事業までご支援いただくという非常に幸運な出会いとなりました。

 

フリーター、ニートを減らし、日本の人財の底上げをしたい!

 

ー今後の展望をお聞かせください。

 

フリーター、ニート、自殺率の増加・・・。このままいくと、日本は本当に沈没してしまいます。海外で仕事したり、海外の社長達と話したりして感じたことがあります。「日本人の勤勉さ、真面目さ、助け合いの精神は世界に誇れる」と言うことです。アキュートの事業を成長させるということが、次の世代を守ることに繋がっていると考えているので、私たちは命を懸けて、真剣に仕事に取り組んでいます。

 

 

努力の方向さえ間違えなければ、必ず叶う

 

ー今後は、どのような方と一緒に働きたいですか。

 

変わるキッカケを探している人、将来に漠然とした不安を抱えている人はぜひアキュートに来てほしいと思います。あの時こういう努力をしていれば良かったなど、何かしらの後悔をしたことがある人の変化をさせるのが得意なので、弊社で1年だけ頑張ってみてほしいですね。人生で後悔したことがある人、今の自分を変えたい人は弊社で育って成功し、巣立ってほしいと考えています。

 

ー最後に読者へメッセージをお願いいたします。

 

何においても、努力の方向さえ間違えなければ、必ず叶うはずです。だから、人生でやりたいことがある人は、だらだら生きずに死ぬ気で生きてほしいなと思います。

 

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株式会社アキュートの話をもっと聞いてみたい方、一緒に働いてみたいと思う方は、
まずは、コーポレートサイトをご覧ください。
どんな事業を行っているのか、どんなメンバーが働いているのかを確認することができます。

■株式会社アキュートのホームページはこちらから
http://www.a-cute.co.jp/

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