“インターネットすごい!”と感じた、あの新しい体験をライブコマースというサービスで届けたい

“インターネットすごい!”と感じた、あの新しい体験をライブコマースというサービスで届けたい

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「欲しがられる人材になりたい人が集まるプラットフォーム」である、『PILES GARAGE』。
「働く」とはどういうことか、起業家、経営者から企業の最前線で活躍する社員の「リアルな声」を知りたいと立ち上げたインタビュー企画。各々の想いや、仕事ぶりといったストーリーを届けます。

 

プロフィール
BASE株式会社 神宮司 誠仁(じんぐうじ まさひと)
BASE Product Division プロダクトマネージャー
1992年生まれ、東京都出身。高校時代からインターネットに興味を持ちコードを書き始める。10代で「おつかい」をするWebサービスを開始。その後、複数のIT企業でのサービス企画を経て、2013年12月にBASE社にジョイン。2015年にはブログメディア「BASE Mag.」の立ち上げを担当。現在はショッピングアプリ「BASE」(2018年1月、400万ダウンロード突破)のプロダクトマネージャーとして「BASEライブ」をはじめとする販促機能やコンテンツ企画を統括。

 

中学時代にはまったオンラインゲーム、使っていくうちに作ってみたくなった

 

ーユニークな経緯だと伺ったのですが、入社はどのようなきっかけでしたか。

 

中学生の頃からオンラインゲームをやって引きこもるような生活だったんですね。当時、モバゲーが流行っている時代で、近くに居なくても会話ができることが面白いなと思って、たくさんの人たちとコミュニケーションを取ってたんですね。本当にインターネットすごいなと思っていました(笑)

 

それから、インターネットの様々なサービスを利用しているうちに、これってどういうふうになっているんだろうと興味がわき、作ってみたいと思うようになりました。その後、情報系の高校に進み、基礎的なプログラムを授業などで学び、自分である程度のものが作れるようになりました。

 

高校卒業後は家を出て、当時流行っていた求人サービスを見様見真似で作りながら、幕張メッセの会場設営などの日雇い派遣で暮らしていくためのお金を得るような生活をしていました。そして縁があり、連続起業家の家入一真さんによるモノづくり集団Livertyにちょこちょこと参加するようになったんです。そこで、現在のBASE代表の鶴岡とも出会いました。

 

毎日、家入さんや鶴岡とインターネットの話をしたり、プロダクトを生み出していくのを間近で見たりする中で、ものすごく熱気のようなものを感じました。自分が作っていた求人サービスに打ち込みたいとも思いましたが、実は僕二十歳で結婚をしていて、この不安定な生活で大丈夫かなという気持ちもありました。

 

そこで、作り始めていたBASEの話も聞いていて興味もあったので、一緒に働かせてもらえないかと鶴岡に連絡しました。長くなりましたが、これが入社のきっかけですね(笑)

 

 

配属された部署を3日で異動!納期の迫るコーディング業務担当に

 

ー入社したいと伝えてから、すぐにエンジニア業務に携わっておられたのですか。

 

鶴岡に「カスタマーサポート業務だったら大丈夫だよ」と言われたので、最初はフルタイムのアルバイトとしてカスタマーサポートをやりました。ちょうど年末の忙しい時期だったので、人手不足だったようです。

 

ただ、実際にカスタマーサポートの業務を行ったのは3日間ほどでした(笑)納期が迫っているページの制作を優先したいと言われ、コーディングを担当しました。それから少しずつ、サイト制作業務を任されるようになりました。

 

ー当初考えていた業務と違うことで、戸惑いはありませんでしたか。

 

コーディング業務が楽しかったので、あまり気になりませんでした。最初はフロントエンド部分でHTMLメールやCSSの調整など簡単な作業から始まり、プロダクトのデバックなどアシスタントコーダーのようなことが多かったのですが、徐々にメイン機能の開発をさせてもらえるようになりました。

 

メイン機能の開発を始めた時期くらいから、もう一人のエンジニアと作り続けていくようになって、大まかなデザインや実装する上での裁量も大きくなっていきましたね。その頃には楽しさだけでなくて、試行錯誤できることに対しての嬉しさも感じていました。

 

ーBASEに入社して、自分の中で変わったのはどのようなことですか。

 

世界中の人たちと同じものを見たり、話をしたりすることができてインターネットってすごいと思ってはいたのですが、BASEを作っている中で、世間から反響がダイレクトに届いて、協力してくれる人が増えていって、ものすごい速さでサービスが大きくなっていくことを実感しました。

 

もともとBASEをリリースして、すぐにたくさんの店舗ができていくのを近くで見ていて、BASEすごい!という感じはあったのですが、実際にデバックなどをするようになって、例えばこの小さなズレが店舗の売上に影響するのではないかなどと考えるようになりました。そして、僕たちが機能を追加したり、プロダクトに手を加えたりすることのすべてがユーザーさんに繋がるのだということを常に意識するようになりました。

 

 

チーム単位で働くことが、より良いプロダクトを生むための秘訣

 

ー現在の業務内容を教えてください。

 

現在は、主にアプリのプロダクトマネージャーとして、アプリの方向性を決めたり、開発チームとどういうプロダクトを作るか話し合って進めていくような仕事をしています。

 

アプリの開発チームに限ると15名ほどの人数なのですが、最近はプロジェクト単位で動くことも増えています。そのため、マーケティング業務やショップさんのフォローを担当する人たちとも一緒に組むことが多いですね。

 

ー例えば、どのようなプロジェクトがあるのでしょうか。

 

プロジェクトはKPIに紐づいて立ち上がるのですが、現在は、ライブコマースをより多くの方々に使ってもらうためのもの、ショッピングアプリでの購入を促進するもの、アプリを継続利用してもらうためのもの、アプリ内の特集について品質維持をしていくためのものの4つに参加しています。

 

ー部署に限らず、チーム単位で動くことが多いのですね。

 

最近では、『BASEライブ』の立ち上げのときにチームとして初の開発合宿を行いました。

 

一般的には動画コマースと聞くと通販番組のようなものを想像すると思うのですが、ネットショップオーナーさんがライブ配信をするとしたらどうするか、そもそも配信するニーズがあるのか、などお互いの意見交換を繰り返しながら、実際にテスト版を作っていきました。イメージを持ちにくいプロダクトでしたが、合宿を行ったことによって全員がライブコマースに対する共通認識を持つことができ、とても有意義だったと感じています。

 

ー仕事に対して、やりがいを感じるのはどのような時でしょうか。

 

普段からチームで動いていると、メンバーそれぞれの良いときや悪いときの波がプロダクトに与える影響が大きいんですよね。だからこそ、普段からショップオーナーさんや購入者さん両方の体験を良くするための議論をしたり、結果を持ち寄ってプロダクトに反映していったりするんですけど、実際にそれがリリースできたときには達成感がありますね。さらに、ユーザーさんから「こんな機能付いててすごい」などの感想をもらえると、作って良かったなとか、あの時みんなで議論して良かったなと思いますね。そして同時にもっと喜んでもらえるために頑張りたいとも思いますね。

 

ー働く上で、ご自身が大切にされていることはありますか。

 

僕自身がネックになって動きを止めることがないように意識していますね。

 

例えば、デザイナーからフィードバックを求められているときなどは、なるべく素早くレスを返すように心掛けています。そうして、社内の誰よりもプロダクトに対するインプットをし続けようと思っています。

 

また、チームとしてエンジニアとかデザイナーは数字意識を一旦横に置いて作ったほうが良いものを作れると思うのですが、僕自身はプロダクトにコミットできることが理想だと思っているので、数字意識を忘れないということを注意していますね。ただ、ユーザーさんから返ってくるのは数字なので、それはみんなで共有して、よかろうが悪かろうが一度みんなで受け止めて活かしていくようにしています。

 

 

同じ想いを共感する仲間と、新しい体験を届けたい

 

ー一緒に働かれているメンバーはどのような方々ですか。

 

規模が小さい頃は、スキル面よりもBASEが好きという理由だけで入ってきている人たちの方が圧倒的に多かったです。僕もその中の一人ですね。今は、BASEが好きで同じサービス、同じ思想を信じられることが根底にありつつ、検索結果を良くするために日常的にずっと考えてくれているエンジニアなど、その技術が好きだったり、サービスをより良くしたいと考えたりする人が増えてきています。お互いに信頼して、得意な分野を任せることができるので、それぞれ専門的な話ができるようになったと感じますね。

 

ー今後はどのようなメンバーと働いていかれたいですか。

 

まず、サービスへの共感が全くないとあまり頑張れないというか、モチベーションを維持できないような気がするんですね。だから、サービスに共感していることは大前提としてあって、そしてプロダクトやユーザーに対して真摯に向き合える人と一緒に働きたいと思います。

 

ーこれから新たに取り組んでいかれたいことはありますか。

 

サービスについて、インプットとアウトプットをし続けられる人を増やしていきたいと思います。人材育成だったり、チーム全体で良いプロダクトを作っていくための仕組みづくりだったりを考えています。

 

直近では、BASEライブで今までとは違う購入体験ができるようになったのですが、これからも今までにはなかった新しい体験を届けていきたいなと思います。

 

ー最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

 

常にユーザーに向き合いながら仕事をすることが大切です。一見、プロダクト思考と数字思考って相反するように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には全部ユーザーに繋がっています。ユーザーという軸があれば、お互いに同じ想いで話していくことができます。

 

BASEでは、ユーザーに向き合うことを大切にしているのですが、この全体が一丸となっている雰囲気は、なかなか味わえないと思います。

 

元々、僕自身がインターネットのプロダクトが好きというところがあって、プロダクトで世の中に影響を与えようとしている会社に居たいと思っていました。その中で、BASEという会社はメンバーそれぞれが今ある会社のミッションやビジョンを信じて、仕事をしているんですね。やっぱり、一人だけで働くのではなくて、同じ方向を見ているチームのメンバーたちと働けるのは幸せなことだと思っています。そして、さまざまな人たちと出会えて、一緒に働けるのも楽しいですね。少しでも気になる方は、BASEのサービスを見てみてください。一緒にインターネットでの新しい体験を作っていきましょう。

 

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