業界の課題を払拭する「PR情報×動画」で新たな商習慣を

業界の課題を払拭する「PR情報×動画」で新たな商習慣を

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「欲しがられる人材になりたい人が集まるプラットフォーム」である、『PILES GARAGE』。
「働く」とはどういうことか、起業家、経営者から企業の最前線で活躍する社員の「リアルな声」を知りたいと立ち上げたインタビュー企画。各々の想いや、仕事ぶりといったストーリーを届けます。

 

プロフィール
株式会社NewsTV代表取締役 杉浦健太(以下、杉浦)
早稲田大学法学部卒業後、映像制作会社に入社。その後、株式会社ベクトルでPR業務に従事し、大手インターネット広告代理店の子会社の立ち上げを経て独立。また、複数社の経営を行い合計年商約10億規模の事業を展開、2015年より株式会社NewsTVの経営に携わる。

 

 

起業前にした複数社での経験から、NewsTVが誕生

ーまずは株式会社NewsTVの事業内容についてお聞かせください。
ビデオリリース・動画リリース配信サービスを行っています。これは、企業のニュースや記者会見などの様子を1分程度の短い動画で配信するものです。動画制作費を0円にし、配信費でご予算をいただいております。
ー動画を使ったリリース配信という事業はどういったきっかけから生まれたのですか?
「PR」に出会ったのは、前職のベクトルに入社した時ですが、まず「PR」は情報に対して、レバレッジが物凄くかかるため、世の中へモノを広めるには一番いい手法だと思いました。例えば、広告だとテレビコマーシャルに3億円分の出稿を行った場合、その出稿予算の3億円分のみリーチを獲得することができます。一方PRの場合は、予算が1000万円の記者発表会だとしても、メディアに取り上げられることで3億円分のリーチを獲得できる場合があります。そう考えると、情報の拡散方法として一番費用対効果が良い手法なんです。
ただ、PRは、情報拡散としては有効なものの、メディアに依存する、つまり企業が伝えたい情報と、メディアが伝えたい情報に非対称性が生まれやすいという側面があります。例えば、よくワイドショーで見る囲み取材で不倫のことばかりを取り上げ、クライアントが発表した商品を全く紹介されないこともあります。実際にパブリシティーを取った(※1)場合でも、ターゲットにどれくらい伝わったのか、何人に接触したのかが見えないことが多いです。その場合、広告換算時の金額を算出して終わってしまうこともあります。そもそも、メディアに取り上げられるかわからないので、不確実性も大きく、一時的で継続性がないことも課題です。
それらを解決するためのサービスとして、「PR情報×動画」を掛け合わせることで、ターゲットに的確に訴求でき、よりクライアントさんのマーケティング目的を達成できる仕組みを作ろうと思いました。

(※1)パブリシティーを取る:広報活動を行い、記事になったり、番組で紹介されること

 

 

 

創業2年間は沈むと決めていた、戦略的な経営

ー既に複数の会社経営経験があった中で、新たに起業されたのはなぜですか?
会社の経営をしていた当初は、実力相応にお金も入ってきて楽しかったんですね。ただ、3年目くらいになると、今までの能力の切り売りをすれば回るようになってくるので、レベルアップしている気がしなくなりました。バレンタインやクリスマスの季節になると「また同じ企画を考えている」とか「これ一昨年もやったな」と思うことが多かったんです。
そんな時に、ベクトル副社長の長谷川から六本木のすし屋に誘われ、「こんなビジネス考えとるんや!」と、店のナプキンに構想を書き出され、「新しいビジネスをやるからお前が立ち上げをやれ」と言われたんです。このままでは、儲かったとしても成長に繋がらないと考えていた時でしたし、長谷川の考える面白そうなビジネスを聞いて、すぐに起業を決めました。

 

ーNewsTVの立ち上げ当初はどのような体制でしたか?
2015年の6月にベクトルの子会社として登記をしましたが、最初は私だけでした。親会社であるベクトルの一角に椅子と机だけが用意されている状況でしたね。サービス開始となる2015年8月に現取締役の大寺が入り、やっと2人体制になりました。
大寺は、前職で数十億規模のビジネスをつくったものの、内部事情でその事業が解散になってしまい、転職を考えていた時でした。会社設立前に事業構想を話すと興味を持ってくれ、大手コンサルティングファームの内定を蹴ってまで、弊社に入社してくれました。構想だけで「やってみます!」と言ってくれ、ビジョンを一緒にできる仲間ができたことは本当に嬉しかったですね。
基本的に、制作は外部を使い、入稿から運用、営業まで全て自分で行いました。親会社の目もありましたし、最初の2年間は赤字を出さないように覚悟を決めて取り組んでいました。
ー現在活躍されているメンバーはどのような方が多いですか?
基本的に全員中途なので、アドテクノロジー(※2)を知っている人が多いですね。動画に詳しい人は制作チームのみで、営業でいうとインターネットの知識がある人が多いです。ただ、若手社員でインターネットやアドテクノロジーに詳しくない社員も、2、3ヶ月でしっかり結果を残すなど、やる気のある人が多いですね。

(※2)アドテクノロジー:インターネット広告に関するシステム(裏側の部分)を指し、広告の配信管理や分析を行うもの。

 

 

ビデオリリースを新たなPRの選択肢に―「商習慣をつくる」という挑戦

ー今後の展望は、どのようにお考えですか?
「ビデオリリースを商習慣にする」ことですね。15年前はタレントを使った記者発表会やニュースリリース配信サイトはありませんでした。それが、現在では企業が商品発表をする時は、ニュースリリースの配信、記者発表会、キャンペーンサイトの作成、SNS広告の運用などを利用しています。私たちは、ビデオリリースをそのような選択肢の一つにしたいと考えています。
ービジョンの実現にあたり、一緒に働きたい方のイメージはありますか?
やっぱり「商習慣をつくる」というビジョンに共感してくれる人ですね。商習慣をつくるには、歴史に爪痕を残したいという人が向いていると思います。あとは、誰もやったことがないことに取り組んでもらうので、前向きな人かな。まだビデオリリースという言葉を知っている人は少ないと思いますし、営業する上で困難なところもありますが、それでも止まらずに走れる人がいいですね。
前職などの経験は重視していません。それよりは、ご機嫌に仕事ができる人がいいです。めちゃくちゃ怒ったあとでもジョークを言っているような切り替えのできる人です。楽しく仕事ができないと働いている意味がないですから。

 

 

若いうちは、とにかく市場価値を上げるべき

ー最後に、読者へメッセージをお願いします。
若いうちは、とにかく市場価値を上げにいった方がいいと思います。「会社の看板を下ろしたときに食って行けるか」というのが大事で、そのために何をやるかを考えた方が良いですね。僕は30歳で起業すると決めていたので、そのために足りないものを埋めていくようなキャリアや職種を選んできました。
また、動画広告はまだ始まったばかりですが、少しずつ波が来ている実感があります。日本で動画制作、配信を本気でやっている人が数百人くらいだとすると、その中に飛び込むことで、トッププレイヤーになる確率は高く、あと5年は食っていけると思うんですよね。やりたいことに対して、こういった市場規模の把握や未来をシミュレーションすることも大切です。
「今は営業を一生懸命やる」でもいい。自分のゴールを決め、市場価値を上げるには何をしたらいいかを考え、まず動くことが一番大事ですね。

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