登録者にとって意味があるなら、まずやってみる。 個人の専門性を掛け合わせ、強い組織へ。
「若者がウズウズ働ける世の中をつくる。」というビジョンのもと、新卒至上主義の日本において、既卒・第二新卒の人材紹介事業を通じて20代のキャリア支援を行う株式会社UZUZ。連載第五弾は、社内で新規事業立ち上げを行うお二人による対談です。
「地方創生事業」と「Youtube事業」をそれぞれ担当する三宮さんと川原さん。どんな想いで事業を立ち上げ、どうやって会社を巻き込んでいくのか。お話を伺います。
プロフィール
三宮 洋太(以下、三宮)
新卒で人材派遣会社に就職するも、三年で現在の勤務先であるUZUZに転職。キャリアカウンセラー・営業として勤務し、現在は地方創生事業、自社採用担当も兼務。
川原 敬史(以下、川原)
フリーター時代を経て、大手人材サービス会社に就職するも、UZUZの就活サポートに魅力を感じて一年半後に転職。現在はキャリアカウンセラー・営業・カスタマーサポートで働きながら、初台オフィス責任者や、Youtube事業を担当。
モデレーター:株式会社ドットライフ代表取締役 新條 隼人
既存事業を行う中で見えてきた課題
ーお二人が担当している新規事業について教えてください。
三宮:僕が今取り組んでいるのは地方創生事業です。具体的には、UZUZに登録した「地方で働きたい」という方を、提携先の地方の人材紹介会社に紹介するというモデルです。現在UZUZの人材紹介事業では全国に支店がないことに加え、地場の会社の方が地域の採用事情を深く知り、良いサポートができるので、うまく提携をしながら事業を進めています。
川原:Youtube事業は、就活の情報格差をなくすことや自社の認知獲得を目的に、独自のノウハウを動画で配信しています。具体的には、面接対策や、ビジネスマインド講座、IT業界を中心とした業界解説講座などの動画コンテンツです。他にも、日系カナダ人がやっている「クリスの部屋」とコラボして、副社長岡本の対談動画のようなコンテンツもあります。
ーどうしてこの事業をやろうと思ったんですか?
三宮:UZUZにご登録いただく方の中には「地方で働きたい」という希望をお持ちの方がもちろんいらっしゃるんですが、UZUZでは東京を中心とした首都圏での求人紹介がどうしても中心となってしまい、その方たちに対して何も出来ない状況がありました。「若者がウズウズ働ける世の中を作る。」というビジョンを実現する上で、地方で働きたい人にも、何か価値を提供できないのかと模索する過程で生まれたのが、この事業です。
個人的にも、出身が広島、大学は愛媛と地方で育っていたので、何か地方に貢献する事業をしたいという想いが入社の時からあったんですよね。大学時代に震災のボランティアで陸前髙田へ行った際に、地方にも面白い経営者の方がいるのに、全国的には全く知られていない、いつも話題の中心は東京という点に違和感を感じていたのも一つの理由です。
川原:僕は三宮みたいに、入社時から「これがしたい!」ということは決まっていなかったですね。
Youtube事業を始めたきっかけは、地方と都内の就活の情報格差に課題を感じたことです。僕含めて地方の方は、面接のやり方や、会社の探し方などの情報不足で困っている人が多いんですよね。でも、その情報格差を埋めるものがない。
あとは、動画コンテンツという媒体を通じて、UZUZという会社の認知度を高める目的もあります。新卒で就職した方のうち1年以内に辞める人が3割を超えるというデータがあるので、就活の過程でUZUZと接点を持っていれば、将来的にUZUZのお客さんになるかもしれない。そんな方々へのアプローチ手法として動画コンテンツには大きな可能性を感じています。
ユーザーにとって価値があるものは、まずやってみる
ー新規事業を始めることに対して、どのように会社に働きかけましたか?
三宮:僕は用意周到なタイプなので、今のUZUZにあるものをどう流用すれば地方創生事業が実現できるのかをひたすら考えて、会社を説得していきました。
川原:僕は真逆で、とりあえず一回ちっちゃな規模ですぐにやってみるんです。それから一緒にやろうや、って仲間を増やしていく。その中で、代表の今村や副社長の岡本も巻き込んで会社としてのOKをもらいにいきます。
三宮:そういう意味で、僕と川原はタイプが全然違うんです。僕は地方創生事業でいえば、一人で出張に行くことが多かったり。一人で行う仕事がメインですけど、川原は自分でも動きながら、ほんと羨ましいなって思うぐらい周りの人を巻き込んでいるので。
あと、うちの会社には「新規事業立ち上げ承認許可証」みたいなものはないんですよね。事業計画書を提出しなければいけないわけでもありません。
川原:基本的にやらせてくれますよね。YouTubeは動画配信のための機材が何十万もかかりますけど、ちゃんと目的とかを伝えて、自分の仕事さえやっていれば、寛容にやれせてくれました。
実際、Youtube事業も、社内のチャットで僕が社長と副社長を巻き込んだグループを作って、「こんなことしたいです!」って送ったのがきっかけです。
三宮:「登録者にとって、会社にとって、価値のあるものならば、まずはやってみよう」というのが共通の考え方だと思います。ほんとにそれが正しいのか、うちがやるべきなのか、できるのかっていう疑問は、実際にやってみないと分かりませんから。経営陣も新規事業は何十個かやってみて1個当たれば良いという考えを持っていますね。
あくまで本業があって、空いたリソースを活用して、新しいことにちょっと挑戦してみようという感覚です。
専門性を掛け合わせれば、人も組織ももっと強くなる
ー会社としては新規事業についてどのような方向で考えていますか?
三宮:川原もそうだと思うんですけど、もっともっと新規事業にチャレンジしていく流れは、あった方がいいと思います。新規事業を通して、社内でこの領域だったら誰々だよねっていう存在が増えた方がいいなと。
例えば、「地方のことは三宮」「営業のことは○○」となっていけば、会社の中で専門性というか、武器ができていくと思うんです。それを掛け合わせて働けるようになった時に、UZUZという組織がより一層強くなる気がします。
川原:それ、ほんといい意見だと思います(笑)。僕も全く同じ考えです。
会社の風土に関しては、「お金がかからない範囲ならなんでも好きなことやってみたら?」っていう今の雰囲気はいいと思います。Googleの3割を自分の好きなことに割いていいルールなども理想のイメージに近いですね。
三宮:新しい事業に挑戦する経験っていうのは、人生を二倍にも三倍にも豊かにしてくれる経験だと思います。
せっかくベンチャー企業で色々出来る環境なので、積極的にどんどん挑戦した方が得だなと思います。
ー最後に、今後の展望を教えてください。
川原:「第二新卒・既卒ならUZUZだよね」っていう状態を作りたいですね。自分自身がほんとにプータローの時期があって、たまたまUZUZに登録して、今があるんですよね。自分みたいな人、多分日本中に死ぬほどいると思いますし、全員就職させたら国の税収も良くなるので言うことなしかなと。(笑)
Youtube事業では、YouTube LiveとかLINE Liveなどのライブコンテンツ配信をやりたいなと考えてます。ただ、僕はYouTube事業の専属担当になるつもりは全然ないんです。むしろ制作部には元映画の助監督だった人間がいるので、彼が作った方が絶対に良いものができると思いますし。僕より優秀な人は社内に多いんで。
僕は種まきで、三宮みたいな想いをもった人がそのタネを育ててくれるのがいいかなって思ってます。
三宮:僕は全てをバランス良く、例えば5個の仕事をそれぞれ2割ずつの力を使ってやりたいですね。極端な話なんですけど、一つ一つの領域で日本一を目指すのって結構難しいと思うんです。
それが、頑張っている領域をいくつか掛け合わせると、自分にしか出来ないものになるんじゃないかな、と思うんです。僕の場合、「若者」「地方」「採用」っていう掛け合わせで専門性をとことん高めていきたいですね。
僕らは今年で28歳の代で、同い年なんですけど、同じ年代が社内に6人くらいいるんです。それぞれ、役員の下の中堅層として、次のUZUZは自分たちが引っ張っていくんだという気持ちで、お互い刺激を与え合いながら仕事ができれば良いなと思いますね。
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