使命を持ったら起業家 〜なぜ原体験が大事なのか?〜

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皆さんは、自分の人生をかけて解決したいと思える問題はありますか。

 

私はよく、仕事柄、どうすれば「起業家になれますか?」と相談されたりしますが、はっきり言うと、社長になりたければ、20万円集めて登記をすればどなたでもなれます。

 

ですが、大切にして欲しいことは、解決したい問題 = 使命 = 自分の命を使って解決したい社会問題 = MISSIONを持った時に、真の起業家になれるということです。起業家は誰かに頼まれて起業したのではなく、法人登記をしたらかなれるのでもなく、『業=社会問題』を自ら背負ったからなれるのです。

 

原体験の本質、なぜ起業家にとって「原体験(WHY)」が大事なのか

これは、起業家や投資家によっても分かれると思いますが、私のスタンスは『原体験(WHY)』=『解決したい社会問題(MISSION)』がすべてです。私は自分のミッションとして思いがある起業家を支援をしています。

 

例えば、サービスを作ったり、短期的に稼ぎたければ、原体験は必要ありません。しかし、プロダクトライフサイクルは、数年で消えて行ってしまうでしょう。マーケットベースだと、数十年で変わっていくような話だと思っています。事業レベルであれば、儲かる市場を目指すには、本質的には「コーポレート・アイデンティティ(存在価値)」が無く弱い会社はそう保たないでしょう。

 

私は現在、複数社の社外CBO(最高ブランディング責任者)としてベンチャー企業へジョインしておりますが、創業者の「原体験」から、コーポレート・アイデンティティや市場選定、ターゲット、顧客体験を定義しています。

 

 

例えば、普段私が「原体験」を基に作り上げているコーポレート・アイデンティティのロジックですが、「創業者の原体験」が重要な要素となります。下記のように、深堀をしています。

 

①原体験→問題の深堀り→社会的な問題→MISSION
②原体験→思い→思いが実現した社会→VISION
③原体験→思い→100年後も変わらない価値観→理念

 

 

確かに、個人の原体験だけを見ると小さいかもしれませんが、本田技研工業の本田宗一郎さんもそうなように、日本を代表する世界的な会社は『原体験WHY』から生まれ、今や世界中に価値を提供しています。

 

私がお伝えしたい事は、目的をよく考えて欲しいということです。

原体験を基に起業している方は、儲からなくても続けますし、生涯を通して、自分自身と同じ原体験を持つ人、笑顔にしたい人のためにサービスを続けますし、仮に創業者が死んでも、思いやコーポレート・アイデンティティが残り、同じ原体験=問題を抱える人のために必要とされ、価値を残し続けます。

ですから、目的をよく考え、それによって手段を選んでいくのが良いのではないでしょうか。

 

 

編集:PILES GARAGE 編集部
 
整備士プロフィール

チカイケ秀夫
PERSONAL VENTURE CAPITAL.LLC CEO
日本初のブランディングを通してスタートアップを支援するベンチャーキャピタル。20代はWEB系デザイナーにはじまり、ディレクターから、一部上場IT企業グループ、複数のベンチャー立ち上げに携わる。上場企業の理念策定や、代表直下プロジェクトマネージメントとブランディングを経験し、スタートアップに特化したブランディング起業。現在は、スタートアップに特化した企業のブランディング・パートナー/社外CBO(最高ブランディング責任者)として10社〜15社との関係性を持つ。

 

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