「つくれる」のその先へ、株式会社ペライチ 対談シリーズvol.1 創業者 山下 翔一氏【前編】

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「欲しがられる人材になりたい人が集まるプラットフォーム」である、『PILES GARAGE』。企業を”個”の力で支える、「杭(PILES)」のような人材を育てる「場所(GARAGE)」として、「欲しがられる人材」とはどのような人材であるのか、様々な人のお話を聞くことで改めて考えてみようと立ち上げたこの対談企画。

 

今回の対談のお相手は、株式会社ペライチ(以下、ペライチ)。立場の違う3名の方と様々な視点で対談をさせて頂きました。第1回目は、創業者の山下 翔一氏との対談です。
ペライチは、「『つくれる』のその先へ」を理念に掲げ、「誰でも早く簡単に1ページのホームページ作成をできるWebサービス」を展開しています。「無料」で「簡単」に、そしてユニークな「サポート体制」がついている、ペライチが目指す世界とは。山下氏の想いに迫りました。ペライチ創業者の山下氏と弊社柴田との対談をお楽しみください。

 

以下

山下:株式会社ペライチ 創業者 山下 翔一

柴田:株式会社mannaka 代表取締役 柴田 雄平

 

地方から日本を元気にしたい。そして日本から世界を元気にしたい。

柴田

それではまず、山下さんの事業について教えてください。

 

山下

今、私がやっている事業としては「ペライチ」が4〜5割で、残り5〜6割で地方創生などの活動をしています。私自身が佐賀県生まれということもあり「地方から日本を元気にしたい。そして日本から世界を元気にしたい」という地方創生に対する気持ちが強くあります。なので、1ヶ月の半分以上は地方に行き、その土地の方達と交流をしたり、意見交換をしています。

 

地方創生で具体的にやっていることの1つが、「東京オリンピック・パラリンピック」を機に全国の自治体を世界にPRする活動です。私はこの活動の企業側の代表として、経済産業省と一緒に取り組んでいます。現在560以上の自治体が参加しており、自分たちだけではなかなかPR活動ができない小さな自治体をこれからPRしていきます。

 

そして2つ目の活動は、「地域の課題にとことん向き合って解決する活動」です。こちらは財団を立ち上げています。具体的な活動としては、例えば佐賀県にある人口2万人強のとある町にコールセンターを作りました。その町は少子高齢化が進み、独居老人達が多く、様々な課題があり、この地域の課題を解決するということをやっているんです。

 

そのコールセンターにて首都圏からのお仕事の委託を受けながら、地域イベントなどを通して住民の方々と交流をすることで信頼関係を構築し、地域の方々の相談を受けたり、御用聞きをしたりということをやっています。交流を密にすることで悩みを打ち明けてくれるようになったり、それにより気持ちが明るくなったり、家に引きこもりがちな方々が少しでも前向きになれるように働きかけていきたいと思っています。

 

このような、グローバルに目を向けた活動と、ローカルの地域課題にとことん向き合うという活動を一緒にやっているんですが、最後に3つ目の活動として、「おうえんフェス」という日本らしい愛の形である「応援」で世界を変えていこうという面白い活動をしています。これら3つの活動は全て目的が一緒で、世界平和のための活動なんですよ。

 

▶︎「おうえんフェス」の公式ホームページはこちら

https://peraichi.com/landing_pages/view/ouenfes

 

 

これからの世界における日本の役割

柴田

これからの世界における日本や、日本の中の地方の役割を山下さんはどのように考えていますか?

 

山下

私が地方にこだわっている理由はいくつかあります。自分自身が地方出身ということもあり、大きな理由の一つとしては、地方に対して感じている危機感です。しかし、私が日本中を飛び回り、発見した地方の貴重な課題に対して「やばい」と捉えるのか、それとも「宝物」だと捉えるかの違いだとも思っているんです。

 

地方の人たちと話をしていて、地域課題を解決する為には3つのハードルがあると感じています。まず1つ目は「そもそも課題を課題と気づけていないこと」です。そして2つ目が「課題だと認識したとしても、誰か解決してくれると思い、当事者意識をもてていないこと」です。そして3つ目が「解決したいと思っても、そのソリューションが分からないこと」です。この3つのハードルがあり、私が主に解決しているのは1つ目と2つ目です。その為に、その地域内の幅広い属性のやる気のある人たちと地域外の人たち(いわゆる「よそ者」)が交流できる場所を作っています。

 

地方にはその地域特有の課題というものがあって、その課題を最終的に解決できるのはやっぱりその地域の人たちだけなんですよね。課題は目の前にないと解決できませんから。そして、課題解決のためには、一部の若者だけが頑張るんじゃなくて、おじいちゃんおばあちゃん達を含めた大人たちも一緒に考えようという状態を作らないといけません。若い人たちはやる気があったとしてもその課題を解決するための知識や経験やネットワークがないため、結局どうやってその問題を解決すべきかが分からない場合が多いんですよ。だからこそ、我々のようなよそ者に頼るのではなく、その地域の若者から大人たちみんながその地域の課題を認識し、自分たちでそれを解決しようと思えるマインドになれるよう意識して話をしています。

 

私がやりたいことは、こういった活動を通じて日本を世界のソリューション大国にするということです。そのために、全国の地域に足を運び、一人ひとりに火をつけて「地域を盛り上げよう!」「地域の課題を自分たちで解決しよう!」、そういう人を増やしていっています。

 

少子高齢化だけでなく、いろいろな社会課題があり「一部の専門家のみがその課題を解決」しようとしていたり「一部の人たちが多くの人たちを支える」構図になっていたり、というのが問題です。その「一部の人たち」を増やそうしても間に合わないし、サステナブルな社会にはならない、という流れになります。

 

上記を解決するためには、小手先の「しくみ」や「技術」で解決するのではなく、その土台となる一人ひとりの「心や意識」を変えていかないと歯車が噛み合わず解決できないんだ、という流れにもっていきたい。日本人一人ひとりの意識をもっと変えていかないとダメだと思っているんです。それを「ペライチ」では「コミュニティ」という形でやろうとしているわけです。アプローチの仕方は違えど、私の全てのプロジェクトにおいて目指している方向は同じで、それは『日本と世界の平和』なのです。

 

 

「つくれる」のその先へ

柴田

そういった活動の先に事業の拡大があるということでしょうか?

 

山下

そうですね。正しいことをやっていったら事業は拡大すると思っています。ペライチでいうと、我々が解決したい課題は、今は商品やサービスの価値があるものが売れるのではなく「プロモーションが上手い企業」が売上を伸ばしていることだったり、企業や個人が商品やサービスを磨くことに投資をするのではなく、プロモーションにお金と時間をかけすぎている、ということです。そのために「ITという手段」を通して『事業の規模や資本の規模に依らず、商品やサービスの本質的な価値で勝負できる世界にすること。そしてそのためにプロモーションではなく、商品やサービスをより良くすることに時間とお金を投資し、ファンを増やしていける世界』を実現したいと思っています。
 

スモールビジネス事業者向けのITサービスという領域では、日本の家庭にインターネットが普及し始めて早24年経ちますが、私が全国を行脚して実感している感覚として、ITをビジネスに利活用できているスモールビジネス事業者は1割もいません。これまでに多くのIT企業が生まれてきたにもかかわらずです。

 

多くの企業は、結局「自分たちの売上を上げたいから地方に攻めていこう」というような意識だと思うんですけど、その前に「あなたたちは地方に愛があるんですか?」「地方を、地方の個人や企業を本気で救いたいと思っていますか?」と問いかけたい。

地方の方々が我々のようなITサービスを「メリットがあるから」とか「カンタンだから」という理由で使ってくれると思ったら大間違いです。それで使ってくれるのならば、スモールビジネス事業者のIT利活用は今ごろもっともっと進んでいます。

 

我々は事業の規模によらず、全ての事業者がインターネットを活用する権利があると思っています。今まで全然インターネットを使っていなかった地方のおじいちゃんおばあちゃんたちや、インターネットに苦手意識がある主婦の方々もそれを手段として使いこなせる世界を作りたいんです。だから、我々の真の競合は「他社のWebページ作成サービス」でも「ブログサービスやマーケティングツール」でもなく、インターネットに対する「不安」だったり「苦手意識」だったり「それに対する信用のなさ」なんです。

 

私がかかげる「1億総ネット利活用時代」を実現するためにまずは、「インターネットに対する不安」を払拭するということが必要条件なんです。もしそれができなければ、たとえペライチが「AIをつかってボタンひとつでWebページがつくれるサービス」になったとしても、日本のITリテラシーの低い事業者や個人には大して使われることはないでしょう。だからこそ、今「ネットに対する不安の払拭」に必要なのは「人」だと考えています。その人とは、今までのように「スーツを着てネクタイをしめて講義をするような男性」だったり「こんなネットのサービスあるからつかってみなよ」という中途半端な親切心をもつ人ではなく、「一緒にやろうよ!」とその人に寄り添ってあげられる人なんです。

 

だから「ペライチ」のサービスには、「サポーター」といわれる、事業やIT活用に関する「町の優しいお医者さん」のような方々がいます。サポーターは「今までのITに詳しくITで食っている人」と違って「学生」だったり「ママ友」だったり「60代に近い熟練の経営者」だったり「自分の身近で信頼できる人」なのです。

その人たちが「ペライチを薦める」のではなく「困った人の悩みに寄り添い、その人にあった適切な処方をする」ことで、信頼の上にITの活用が進んでいくのです。

 

その人に信頼があるからこそ「ペライチ」を使おうと思えるようになるんですよね。そして、一緒にページを作った後もフォローをしてくれる「サポーター」は今、全国に220人いて、どんどん増えていっているんです。

 

私の中では「ペライチ」はあくまでも単なる手段です。我々は日本のIT業界全体の未来を背負っていると思っています。「サポーター」たちが困っている人たちに対して、本当に適切なソリューションを処方できるようになり「サポーター」達の価値が上がっていけば、さらに「ペライチ」はもっと自然に広がっていくと思うんです。

 

 

柴田

インフラを作っていくということなんですね。

 

山下

そうです、インフラです。我々が「ホームページ」を事業としてテーマにしているのは「インターネットの入り口として分かりやすい」からです。「マーケティング」というと難しいけど「ホームページ」であれば地方のおじいちゃんおばあちゃんでも知っている。でも、本当に目指しているのはその先。だから「つくれる」のその先へ、というミッションなんです。

 

ーーーー

今回の対談の前編では、「地方から日本を元気にしたい。そして日本から世界を元気にしたい」「これからの世界における日本の役割」「『つくれる』のその先へ」というお話を伺いました。「ペライチ」というサービスが目指す世界と、山下氏がその目指す世界に向けて取り組んでいること、そこで見えた課題など、たくさんのお話を聞くことができました。山下氏が進めるペライチの事業と地方創生の活動、「応援」で世界を変える活動は一見すると全く違うような形に見えますが、実は目指しているところは同じであるということが分かりました。熱い想いを感じる、非常に引き込まれるお話でしたね。

 

さらに後編では「自分の使命を見つけるために、イケてる大人に会いなさい」「これからの時代を乗り切る元気玉経営」という20代、30代の人に伝えたいことを山下氏から伺いました。後編もぜひご覧ください。

 

 

▶︎株式会社ペライチ

「つくれる」のその先へ

私たちは世の中の「つくりたい」を「つくれる」に変え、その先にある一人ひとりの 笑顔、成長、幸せ のためにお客さまに寄りそうサービスを提供しつづけます。

 

運営サービス

ペライチ

ペライチは誰でも早く簡単に1ページのホームページ作成をできるWebサービスです。

あなたのサービスやショップを魅力的にみせるためのページを無料で作れます。

 

HP:https://peraichi.co.jp/

 

記事:PILES GARAGE

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