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会計と税務の違いについて

会計と税務の違いについて

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意外と知らない会計と税務の違いとは?

経営者でも正しく理解している人は少ないかもしれません。
これを理解することで、計処理やその集約である財務諸表により興味が深まるのではないでしょうか。

 

会計の考え方について

会計とは、「財務諸表(決算書)」を用い、一定期間の経営成績や財政状況を明らかにすることを目的としています。

具体的に、一定の会計基準に基づいて財政状態を表示する「貸借対照表」や経営成績を表示する「損益計算書」および資金の流れを示す「キャッシュフロ-計算書」があります。

これらの書類が、企業の経済的実態を反映する鏡となります。

 

税務の考え方について

税務とは、「税務申告書」を用い、正確に課税することを目的としています。

税務申告書とは、法人税法の会計の考え方に基づく書類です。具体的には、会計上の決算書における税引き前利益を前提に、課税の公平、納税者の資金、税務行政の便宜や財源確保といった税法独自の考え方によって、プラスマイナスをして、課税所得を計算します。この課税所得に税額控除等をして、法人税額を計算します。

 

会計上の利益と法人税法上の所得は異なる

両者の考えは、さまざまな項目ごとに異なります。その為、その調整を「税務申告書」で行うことになります。決算対策をする場合は、両者の考えの違いを理解しておくことが不可欠となります。

 

銀行はどこを見るか?

銀行は、経常損益の数字がよい決算書を評価します。

経営者が納税額をできる限り減らしたいとしても、決算対策を実施して経常損益を減らすと、銀行の評価が下がることになります。経営者の方々には、その点を十分理解していただきたいと思います。

投資家の方々も同様で、両者の違いが財務諸表上繰り延べ税金として、貸借対照表に計上されるということに注目してほしいと思います。法人税法上の基準に従って計算される実際の納税額より、会計上の利益に基づいて計算される法人税額が大きければ、繰り延べ税金負債に計上されます。逆の場合は繰り延べ税金資産に計上されます。この項目に注目することにより、税務上の調整の全体がわかるようになります。

 
 

具体的な個別項目の違いは税理士に依頼をしても、上記は押さえておくと良いです。

 

編集:PILES GARAGE 編集部
 
整備士プロフィール

安村 雅己
株式会社mannaka/監査役
安村税理士オフィス/代表
会計税務等関与して35年。中堅企業や医療関係、非営利法人等多様な実務経験あり。
起業を起点として、会社の為、経営の安定成長を目指しています。
夢の共有がすべてだ。税務、会計のみならず法務、財務といった幅広い知見をフル活用。
一橋大学大学院博士前期課程修了の税理士、法学修士として、広範な問題に対応。
研究者、講師や監事、監査役も。戦う税理士としてクライアントの為に全力投球。

 

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