ブログ

税理士の業務とは~税理士としてのあり方を含めて~

税理士の業務とは~税理士としてのあり方を含めて~

Pocket

税理士の具体的な業務とは

税理士について、みなさんどのようなイメ-ジをお持ちでしょうか。
税法の専門家ということは、確定申告などでもおなじみだと思います。
 
それ以外にもいろいろな公的な仕事を任されてきています。
例えば、下記のような具体例があります。
 
① 会社法により弁護士・公認会計士とともに会計参与役の資格を付与され、会社の決算書類に関して、取締役とともに、その適切な作成に関与しています。
② 各種行政の財務書類の監査を監事として行っています。
③ 財団法人等の監事の資格を関係役所により付与され、監事監査にも携わっています。
④ 税務関係の訴訟における補佐人として、裁判にも携わっています。
⑤ 相続関係における紛争に関して、調停委員や財産の鑑定・評価にも携わっています。
 
税理士は、税法・会計の専門家として納税者の権利を擁護し、適切な納税をするように指導していき、結果として適切な申告まで持っていくという業務が基本となります。
この業務において、例えば税務調査が行われた場合、税務署の意見にそのまま従う税理士に不満をお持ちの方も少なくないようです。この点に関しては、3つの問題が関係していると思います。
 
①税務調査を受ける納税者の立場より、税務署側の立場に配慮するという姿勢を持っているということ。(自分の名誉欲などを考えているのでしょうか)
②税務調査は当然として、通常の業務においても通達行政に従い、法律そのものの立法趣旨等からの解釈することの重要性を忘れているか、もしくは、そのようなトレーニングを受けていないということ。
③税理士の業務範囲の一つとなった改正会社法により導入された会計参与や税法主導による会社分割制度などが与えた会社法への影響等から、特に税法と会社法との関連性に鑑み、各法制度横断的な法律思考の重要性が増しているにも関わらず、その点についてあまり考えていないこと。
  
上述のような問題点を克服するためには、日常的な会計や税務(適切な分業も必要です)だけではなく、専門家としてのあり方を考える必要があると思います。専門家の要件としては、高度の学問的裏付け、独立のような要件を充足するために、制度的にも制度外でも専門家として研修の重要性が増していると思います。
 
 
編集:PILES GARAGE 編集部
 
整備士プロフィール

安村 雅己
株式会社mannaka/監査役
安村税理士オフィス/代表
会計税務等関与して35年。中堅企業や医療関係、非営利法人等多様な実務経験あり。
起業を起点として、会社の為、経営の安定成長を目指しています。
夢の共有がすべてだ。税務、会計のみならず法務、財務といった幅広い知見をフル活用。
一橋大学大学院博士前期課程修了の税理士、法学修士として、広範な問題に対応。
研究者、講師や監事、監査役も。戦う税理士としてクライアントの為に全力投球。
 
安村整備士のブログはこちら
麹町の新参者こと中年税理士―中小企業の「ホームドクター」

Pocket

COLLABORATIONグロービス学び放題

「グロービス学び放題」は、グロービスが提供するビジネススキルの動画を1,980円~の月額定額制で視聴できる動画学習サービスです。グロービス経営大学院およびグロービス法人研修部門のビジネス人材育成ノウハウを結集し、幅広いビジネスナレッジを3~10分の短い動画で手軽に学ぶことができます。

COLLABORATION グロービス学び放題

損益計算書

ENTERPRISE

MONTHLY RANKING