資金繰り対策~金融機関の貸し出し姿勢が消極的な今~

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経営者が経営を行う上で大切な点について

今企業を取り巻く金融機関の状況は、いっそう厳しさを増しているように感じられます。
新規貸し出しは言うに及ばず、つなぎ融資がダメ。それに加えて、貸しはがし。国債を買って利子をとる方が楽だし、国に貸しもできるといったところかもしれませんね。
 
このような状況下で、資金繰りは大変重要になってきます。資金繰り表を作成してみて、運転資金等大丈夫ですか。目安としては、運転資金二か月分以上は、企業内に現金預金が必要だとよく言われます。
 
そのために不足した場合はどうするかについて5つ。
① 売上関係については、売掛金の回収サイトを短くすること。滞留先には新規には売らないようにするなど。
② 仕入れ関係については、買掛金の支払いサイトを長くすること。
③ 棚卸資産については、できるだけ在庫を少なくし、必要在庫をある程度計算し、それ以上保有しないようにすること、滞留在庫の処分をするなど。
つまり、棚卸資産回転率を高めるということです。
④ 遊休固定資産について、その保有コストを考えたうえで、売却・除却などをすること。
⑤ 仮払金・貸付金・立替金等を精査し、精算ないし該当科目に振り替えること。
 
これらの対策を講ずることにより、資金化の早期化により、資金繰りの状況がよくなります。
そこで、万が一、金融機関からの融資がダメな場合にも自己資金で運転資金等を賄うことがしばらくできるようになります。
上述の資金繰り対策(資金繰り表の作成を含む)と次回以降述べる、黒字化を目指す事業計画の作成が、企業を取り巻く厳しい環境の中で生き残りを図っていくうえで大切になってくるのです。
と同時に、それら対策をとることで、結果として金融機関の評価が高まることにつながるっていくのです。

 
 
編集:PILES GARAGE 編集部
 
整備士プロフィール

安村 雅己
株式会社mannaka/監査役
安村税理士オフィス/代表
会計税務等関与して35年。中堅企業や医療関係、非営利法人等多様な実務経験あり。
起業を起点として、会社の為、経営の安定成長を目指しています。
夢の共有がすべてだ。税務、会計のみならず法務、財務といった幅広い知見をフル活用。
一橋大学大学院博士前期課程修了の税理士、法学修士として、広範な問題に対応。
研究者、講師や監事、監査役も。戦う税理士としてクライアントの為に全力投球。
 
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