TUNE-UP by another life.「第2回:仕事or家庭はもう古い?ワーキングマザーになってわかった”ライフスタイルの選択”」

TUNE-UP by another life.「第2回:仕事or家庭はもう古い?ワーキングマザーになってわかった”ライフスタイルの選択”」

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これからの時代を、自分が生きたいように生き抜くためのコラム「TUNE-UP」。人生経験のシェアリングサービス「another life.」が提供する様々な人生のパーツを組み立て、自分らしいキャリアや働き方を考えるキッカケを提供します。

 

第2回のテーマは、「仕事or家庭はもう古い?ワーキングマザーになってわかった”ライフスタイルの選択”」。

 

多様な働き方でライフスタイルをデザインすることが可能になっていく中、未だに多くの女性が子育てをしながらのキャリア形成に不安を抱えています。

 

・育児はキャリアのハンデになってしまう
・仕事と家庭、どちらを優先するか選択しないといけない
・子どもを生むことにハードルを感じている

 

こんなことを考える方もいるのではないでしょうか?仕事と家庭、どちらか1つしか選択できないのか。具体的な事例をもとに考えていきます。

 

育児はキャリアのハンデなのか?

「子どもができたら、今の仕事は続けられない…。」働く多くの女性が、将来の自分のキャリアに不安を抱えているのではないでしょうか。

 

週5日、1日8時間前後のフルタイムで働くことが当たり前だった時代、働ける時間=会社への貢献として評価され、残業も仕方のないものだと思われていました。育児のため仕事にフルコミットできなくなれば、キャリア形成は諦めるしかないと思うのも無理はありません。

 

「どうせ身を退かないといけないから」と、女性は常にリミットを感じていることで、長期的なキャリア形成について考えることが難しいのです。しかし、多様な働き方が可能となるこれからの時代でも、育児はキャリアのハンデのままなのでしょうか?仕事と家庭、どちらかを選択するしかないのでしょうか?

 

今回は、「ワーキングマザー」という選択肢について、実際に経験された方の事例をもとに考えていきます。

 

新しい命の誕生、キャリアの決断は?

子どもが生まれた後、ワーキングマザーという選択肢をとる背景には様々な動機があります。

 

「 ”私もこんなことしていられない” と思うように」
渕野 由香さん(子育てママの復職支援)

 

2人目が生まれたタイミングで会社を退職した渕野さん。退職後はパンを作ったり、ヨガに行ったり、ママ友と話をしたり、専業主婦の生活を楽しみましたが、次第に違和感を抱くようになりました。

 

”自分は消費しかしていないことに、違和感を持つようになっていったんです。

 

そんな時、一番仲が良かったママ友から、「これからは遊べなくなる」と言われたことがありました。詳しく話を聞いてみると、そのママ友は育休中だったということが分かり、「復職するから」と、さらりと言われたんです。

 

その言葉に、すごく衝撃を受けたんですよね。「やっぱりそうよね?!」と思ったんです。他のママ達でも、自分と同じモヤモヤを感じている人がいることに気付きました。

 

それに、再び働き始めてから、そのママ友はどんどんイキイキしていったんです。
気付けば、「私もこんなことしていられない」と思うようになりました。”
(another life.記事より)

 

時間の条件が合わないことで、子供を育てながら働く厳しさに直面した渕野さん。そのときの体験や視点をもとに、子育てをするママの復職支援事業に携わりました。

 

「どこにも就職できないなら自分で立ち上げるしかない」
大沢 香織さん(子育て知育教育サービス運営)

 

web制作会社に産休から復帰後、社員全員がリストラされ、職を失ってしまった大沢さん。34歳で子どもは2歳。何十社と履歴書を送るも、面接にさえ進めません。2ヵ月以内に次の職場が見つからないと、保育園に子どもを預け続けられないという状況の中、タイムリミットが迫っていました。

 

旦那は働いていたので、専業主婦という選択肢がなかったわけではありません。

 

しかし、子どもは大好きですが、子育てには向き不向きがあると思っていて、私は一日中家にいて子育てをするのが向いているタイプではなく、日中はプロの保育士さんに子育てをお願いし、保育士さんに相談しながら、仕事をしつつ子育てをするほうが合っていたんです。

 

そんな背景もあり、どこにも就職できないなら自分で立ち上げるしかないと思い、WEBやアプリの受託開発を行う会社を立ち上げました。
(another life.記事より)

 

仕事×家庭がもたらすメリット

それぞれの背景から、育児経験をもとに仕事と家庭が融合する生活を選択した二人。ワークングマザーとして仕事と育児を両立することは、思っているほどハードルは高くなく、双方へのメリットもあります。

 

「子どもを育てるハードルは決して高くない」 大沢 香織さん

 

社員たちと話していると、子どもを生むことに対してのハードルを現実より高く感じていると思ったんです。例えば、子育てにはお金がかかるから無理とか、仕事のプロジェクトに入っている間は妊娠しないようにしているとかよく聞きます。

 

ですが、実際に自分が子どもを産んでみて、少なくとも小学生に上がるくらいまではそんなにお金はかかりませんでしたし、出産の時も保険からお金が出ました。

 

また、妊娠してから出産までは10ヶ月もあるので、その間にお金をためたり、仕事の引き継ぎはできると思うんです。色々なことを知らないからこそ、子どもを生むことにハードルを感じていると思ったので、子どものことを考える機会を増やしたいとの思いがありました。
(another life.記事より)

 

「 ”ママだからできる働き方” 始めませんか?」 渕野 由香さん

 

実際に働いてみて驚いたのですが、子育てをしながら働くことが、思ったより良かったことばかりだったんです。時間が限られているからこそ、ダラダラせずベストのパフォーマンスを尽くせますし、専業主婦のときはパートナーへの仕事の理解が欠如してしまっていたのが、自分自身働くことで感覚が蘇り、家庭もより円満になりました。

 

また、ずっと子供と一緒にいると、全てお世話してしまうこともあり、ともすれば過保護になってしまうのですが、仕事を始めたことで、適度な距離感が生まれ、うまくバランスをとれるようになりました。
(another life.記事より)

 

仕事と家庭の両立は思っているほど難しいことではない

人は人生の中で、生活が大きく変わる出来事や時期に直面します。その中で、仕事を優先して家族の優先順位を落としてしまう人、家族を優先してキャリアを諦める人もいます。しかし、どちらも大切にするライフスタイルを選ぶこともできます。仕事と家庭、両方の視点で新たな活躍のフィールドを切り開くことができるのです。

 

多様な働き方が可能となるこれからの時代。仕事と育児を両立することは、思っているほど難しいことではないのです。渕野さん、大沢さんの体験では、育児経験が限られた時間で仕事のパフォーマンスをあげる工夫に、働くことがパートナーとの理解を深めることに繋がっていました。

 

仕事or家庭への一極集中ではなく、家族や大切な人と過ごす時間を大切にしながら、自分の人生や、やりたいことの実現を目指してほしいと思います。

 

関連記事

渕野 由香さん
https://an-life.jp/article/55#
大沢 香織さん
https://an-life.jp/article/166#

 

執筆者:another life.編集部

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