TUNE-UP by another life.「第1回:理想の暮らしとキャリア、東京でしか実現できないの?」

TUNE-UP by another life.「第1回:理想の暮らしとキャリア、東京でしか実現できないの?」

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これからの時代を、自分が生きたいように生き抜くためのコラム「TUNE-UP」。人生経験のシェアリングサービス「another life.」が提供する様々な人生のパーツを組み立て、自分らしいキャリアや働き方を考えるキッカケを提供します。

 

第1回のテーマは、「理想の暮らしとキャリア、東京でしか実現できないの?」。

変化のスピードが著しい昨今、リモートワークやパラレルワーク、様々な働き方を工夫して暮らしとキャリアを自らデザインする流れが生まれています。

 

・いつかは地元に帰りたいけど、キャリアをどう設計したらいいの?
・東京での生活に疲れを感じている
・地域には仕事やキャリアのチャンスがないのではないか?

 

こんなことを感じたことがある方もいるのではないでしょうか?自分の望む暮らしとキャリアは本当に東京でしか実現できないものなのか。具体的な事例をもとに考えていきます。

 

東京で働くことに疲れていませんか?

「東京での暮らし」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?多様な人々が行き交う街で、最先端のものやカルチャーを楽しむ姿。あるいは、通勤ラッシュの中で人混みに揉まれ、遅延に苛立ちながらオフィスへと急ぐ姿。もし、暗くネガティブなイメージが浮かぶなら、都会での暮らしに少し疲れているのではないでしょうか。

 

上京してきた人も、東京で生まれ育った人も、その多くが自分の暮らしとキャリアはこの先も東京で実現するものだと考えていると思います。雇用が集中しているので仕事のチャンスが多い、いち早く情報や品物に触れることができる、多様な人や価値観と出会えるなど、東京は人口が集中する都市だからこそのメリットがあります。

 

初めに思い描いた理想の暮らしとキャリア。そして今、実際に東京で暮らしてみて、あなたが本当に望んだ価値を得られているでしょうか?

 

another life.の記事より、自分のやりたいことは必ずしも東京でやる必要はないと気づき、暮らしとキャリアのフィールドを地域に移して、新しい人生をスタートさせた二人のお話をご紹介します。

 

「”こうあるべき”をリセットして見えた本当に大切なもの」

山田 邦明さん(地域企業・地域文化の支援事業運営)

 

弁護士、ベンチャー企業の上場を経て、地元を拠点に新たな挑戦に踏み出した山田さん。自身の取り組むプロジェクトが一区切りついたときに、本当に自分がやりたい生き方とは何か考えました。”こうあるべき”という考えを捨てた先に浮かんだのは、かつて嫌っていた地元でした。

 

”一度0になろうと思いました。今まで自分を形作っていたモノ、具体的には、仕事、可愛い女の子と遊ぶこと、お金、情報、居場所等々、一度全てを剥がして行きました。そうすると、自分の大切なものとして、家族、友人とならんで地元の岡山県津山市があることに気づきました。”

(another life.記事より)

 

自分の心に正直に、好きな仲間と好きなことがしたい。そんな想いから山田さんは、故郷に戻り、地域文化のため新たな道を歩み始めました。

 

「震災を機に決めた起業と移住」 

堀江 美由紀さん(保育園・ベビーシッター事業運営)

 

広島県広島市で保育園・ベビーシッター事業を運営する堀江さん。東京で忙しく仕事と子育てをする中で、体調を崩し、さらに東日本大震災を機に、本当に望む暮らしとキャリアを実現する環境とは何かを考えました。

 

7年ほど働いたところで、転職を考え始めました。残業が多く、体調を崩しはじめていました。仕事が充実していたので、身体への負担に気づかないふりをしていましたが、将来は子どもが欲しいと思っていたので、ここで身体を大事にしようと考え直しました。

 

震災後、子育ての環境に悩むようになりました。原発の影響など、環境に不安を感じない場所で育児がしたいと思ったんです。これまでの経験から大規模保育園に抵抗がありました。子どもを預けたいと思えるような、近くに自然環境がある小規模保育園が足りないと実感しました。
(another life.記事より)

 

38歳で広島への移住を決意した堀江さん。「子どもの笑顔を作ること」を人生のテーマに、夫と子育て支援事業をスタートさせました。

 

地域の課題 × 自分の強みやスキル

いざ地方で暮らすことを考えたときに、自分がやりたい仕事があるのか、地方で働くことがキャリアのアドバンテージになるのか心配になるかと思います。しかし、そう思う背景には、かつて仕事が一極集中し、毎日出社して8時間前後働くことが当たり前だった古い時代の価値観があるからではないでしょうか。

 

地方には、その地域の課題や需要があります。そこに自分の強みやスキルを活かすチャンスが眠っています。もし、自分の望む仕事が用意されていないなら、自らビジネスを始めるという選択もあるはずです。

 

「活動の中で見えてくるものから仕事をつくる」 山田 邦明さん

 

退職を決意し、改めて地元岡山県津山市で活動をしてみると、新しく多くのものが見えてきました。まず見えたのは、行政や地元企業の抱える課題、新しいことをしようとした際に足を引っ張る空気感、縄張り意識等々ネガティブなものでした。しかしその次に見えたのは、津山を良くしようともがいている若い人、行政と一緒に仕事を作っていくローカルベンチャー起業家、地元の祭りでおもしろいことをしてやろうとしているおじさん連中の姿でした。そのような人たちと夜遅くまで、「津山をどうするか」という答えのない問いについて語り合うようになりました。

 

そんな中で、まだ帰って1ヶ月程度ですが、津山産業支援のアドバイザー、ローカルベンチャーの新規事業開発、津山高専での講義、コミュニティースペースのコーディネーター、ゲストハウスの設立、地元祭りの踊り参加、学童保育等が決まりました。これらのことを今自分自身物凄く楽しみながら行えています。
(another life.記事より)

 

「やりたいことに挑戦できる環境があった」 堀江 美由紀さん

 

夫は会社から独立して、子育て支援事業を立ち上げることに決めました。「やりたいことをやらないと後悔する」と考えたんだと思います。私も一緒に、保育園やベビーシッター事業の運営を手伝うことにしました。夫の実家がある広島県広島市で、会社を立ち上げました。近くに海や山がある。待機児童が多く、大都市でニーズもある。保育の環境としても、事業の条件としても、やりたいことが実現できる環境でした。自然の近くで、安心した環境で、少人数で。自分が本当に提供したい保育ができたんです。
(another life.記事より)

 

自分が求める暮らし・キャリアは東京である必要はない

自分の求める暮らしやキャリアを実現した人々をみていくと、人によって理想の暮らしや働き方に適している場所も変わることがわかります。まずは、自分にとって理想のキャリアや暮らしとは何か、具体的に考えることが大事です。漠然と抱える「こうあるべき」という考えを一度フラットにしたとき、自分のフィールドは必ずしも東京ではないと気がつくかもしれません。

 

リモートワークやパラレルワークなど、今は働き方を工夫して暮らしとキャリアを自らデザインしていく時代です。自分の強みやスキルをその地域の課題と合わせて、自ら新しい仕事を作ることが今求められています。地方でも、東京でも、海外であっても、それはこれからの時代を生き抜く力として身につけるべきものではないでしょうか。

 

そのためにも、自分の理想の暮らしとキャリアを考えることに加えて、自分の強みやスキルについて分析し、それらを生かす可能性について日々アンテナを張り、考えることが重要になってくるでしょう。

 

関連記事

山田 邦明さん
https://an-life.jp/article/849
堀江 美由紀さん
https://an-life.jp/article/774
another life.×地域 「広島移住で始まった、新しい人生」特集
https://an-life.jp/topics/160

 

執筆者:another life.編集部

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