将来市場規模21億ドルのスマートスピーカー市場、IT企業参入の理由とは?

将来市場規模21億ドルのスマートスピーカー市場、IT企業参入の理由とは?

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スマートスピーカー、2020年市場規模21億ドルか

グーグルとアマゾンがスマートスピーカ―を相次ぎ発表し、話題となっています。日本ではそれほど身近ではないものの、米国ではかなり普及しているスマートスピーカー。2020年には市場規模が21億ドルになるとも言われています。昨今話題となっているAIとの関連も深く、本記事ではスマートスピーカーについて解説していきます。

 

スマートスピーカーとは

スマートスピーカーとは無線通信接続機能と音声操作のアシスタント機能をもつスピーカーです。会話のように話しかけると、AIがその音声を処理してくれ、音楽の再生だったり、タクシーの手配をしてくれる電子機器です。スマートスピーカーにはAIが搭載されており、このAIが我々の生活のサポートをしてくれることから「ホームアシスタント」とも呼ばれています。このスマートスピーカーですが、日本ではまだそれほど普及していないものの、米国では2014年にアマゾンによるAmazon Echoの発売をきっかけに、すでに全家庭の約1割に置かれているほど普及しています。

 

有力IT企業のスマートスピーカー比較

AmazonエコーやLINE WAVEなどスマートスピーカー各社5機種の比較表

(出典)カグア!「AmazonエコーやLINE WAVEなどスマートスピーカー各社5機種の比較表」  http://www.kagua.biz/review/interior/smartspeaker.html

 

今、有力IT企業はAIを搭載したスマートスピーカーを発売しています。その中でも最も米国で普及しているのがAmazonのAmazon Echoです。Amazon Echoはアレクサ(Alexa)と呼ばれるAIを搭載しており、米国では71%という圧倒的なシェアを誇っています。その他各社の製品が搭載しているAIには、LINEのWAVEはクローバ(Clova)、GoogleのGoogle Homeはグーグルアシスタント(Google Assistant)、AppleのHome Podはシリ(Siri)、MicrosoftのINVOKEはコルタナ(Cortana)です。他にも多くの企業がAIを搭載したスマートスピーカーを発売しています。

 

なぜ有力IT企業がスマートスピーカー市場に参入するのか

では、なぜこれほどまでに有力IT企業がスマートスピーカー市場に参入しているのでしょうか。理由は2つあります。

 

1つは音声アシスタントの開発にAIが使われるようになったからです。AIの技術がようやく実生活でも活用できるほど進歩したことによって、音声アシスタントとしての機能を請け負うことができるようになったのです。

 

もう1つはスマホ以外で話しかけやすいデバイスであるスマートスピーカーは、データを蓄積するための製品として適しているからです。

 

音声アシスタントはまだまだ発展途上です。AIを搭載した音声アシスタントは実際の対話を通じて、対話のパターンや意図を学習し、データを蓄積していくことで成長します。スマートスピーカーは話しかけやすさという点でほかのデバイスにはない長所をもっているのです。

 

日本企業、スマートスピーカーで海外企業に対抗できるか

今回はスマートスピーカーについて取り上げました。現在、米系企業のスマートスピーカーが市場のほとんどを独占しています。またスマートスピーカーの市場の裏ではAIの競争が行われています。日本の企業が海外の企業に対抗するためには、スマートスピーカーだけでなく、AIの進化をも必要とされています。今後のスマートスピーカーやAIの動きに注目したいところです。

 

 

参考・出典

 

 

執筆者:パイルズガレージ編集部

編集者:株式会社mannaka

協賛 :株式会社エスネットワークス
 

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ベンチャー企業やローカル企業にCFOコンサルティングを行っています。
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