ブログ

会社業績が悪化している場合に気を付けること~3点セット~

会社業績が悪化している場合に気を付けること~3点セット~

Pocket

会社業績が悪化している場合の留意点を3つ

①損益計算書(たとえば半年)で経常損益で赤字がでている場合
②貸借対照表における流動比率が悪化している場合(大体200%以下)
③資金収支を見た場合に資金手当てが必要なことが明らかになった場合
 
このような場合は業務の見直しや費用削減や新たな金融機関との借り入れ交渉などが必要となってきます。
 

貸借対照表において注意を払わなければならない点

立替金
中身を確かめ、できるだけ精算をしましょう。
貸付金
特に役員や株主への貸付金は役員報酬や役員の交際費と同様に金融機関に評価されることと、費用削減の対象とは一見ならないことから、企業経営上も問題になってくることが多いでしょう。
仮払金
その中身にもよりますができるだけ早く精算をして、適切な会計処理をすべきです。不明朗な会計という印象を与えてしまうことを避けるためです。
 
上述の項目について、要約すると、資産性のない、換言すると売却価値のない資産については、貸借対照表に計上することはできるだけ回避するか、すぐに該当科目に振り替える処理をすることで貸借対照表に関する評価が高まることに繋がるのです。
 

損益計算書において注意をはらわなければならない点

費用項目について、前年度及び、同業他社と比較して異常にその数値が高い項目については、その原因を分析して、削減の努力をしなければいけません。その時に気を付けなければいけないのは、売上に直接関係する費用とそうでない費用を分けて、削減の努力をしなければいけないということです。
 
売上についても複数の商品・製品がある場合には、それらの増減について、原因分析(経営学、特に、戦略論、の知見でいろいろな方法があります。)をして、今後の見通しに合わせて力をいれるのか、撤退していくのかなどの経営判断が必要になる場合もあります。
 

資金収支が悪化することが見込まれる場合の注意点

金融機関からの借り入れか、増減資など方法はいくつかあります。
まずば金融機関からの借り入れという方法が一般的でしょう。その場合には上述のような対策が前提となってきます。
そのうえで、経営者の方が事業展開に応じた財務の数値を把握して資金の必要性を、事業計画書に反映する必要があります。
そして、その事業計画書において、自社の強みをいかに説得的に記載するかが、財務上の数値とともに、重要となってくることを忘れないで欲しいと思います。このことは、確かに対金融機関で定量的情報(その代表が財務上の数値)だけではなく、定性的情報にも関心を払う必要がある、ということを意味しています。
 
確かに個別の対応策も重要ですが、経営者の方は事業の展望について、自らの夢を自社の能力などに基づき語るとともに、客観的なデ-タをいかに第三者に示して納得してもらうような書類を作成しアピ-ルしていくかが、今後の企業の存続・成長を達成するカギとなる、ということを忘れないでもらいたいと思います。
 
 
編集:PILES GARAGE 編集部
 
整備士プロフィール

安村 雅己
株式会社mannaka/監査役
安村税理士オフィス/代表
会計税務等関与して35年。中堅企業や医療関係、非営利法人等多様な実務経験あり。
起業を起点として、会社の為、経営の安定成長を目指しています。
夢の共有がすべてだ。税務、会計のみならず法務、財務といった幅広い知見をフル活用。
一橋大学大学院博士前期課程修了の税理士、法学修士として、広範な問題に対応。
研究者、講師や監事、監査役も。戦う税理士としてクライアントの為に全力投球。
 
安村整備士のブログはこちら
麹町の新参者こと中年税理士―中小企業の「ホームドクター」

Pocket

ENTERPRISE

MONTHLY RANKING