製品市場が飽和状態にある企業における差別化の具体例

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「既存市場の見直し」と「差別化」の重要性

NHKや各種のセミナー等で取り上げられている事例です。

需要が飽和、衰退状態において、ある企業が取り組んだ事例

愛媛県今治市におけるタオル産業。中国製の割安なタオルに押されて市場は衰退産業化。
今治市自体でも産業の活性化には取り組んでいました。
 
その中で、ある会社は、赤ちゃんのための肌触りのいいタオルやタオル生地を使った吸湿性のいいタオルなど、コストは高いものの、独自の製品を開発。
その開発に一役買ったのがインタ-シップの大学生(この制度自体は十数年前から各地の商工会議所等を通じて実施されています)に新製品の案をださせて競わせ、経営者がこれだというものを製品化していったのです。
大学生ですから当然今までとは発想が異なってきます。その発想を活かして製品化し、コンテストに参加。
賞をとるまでになりました。この一連のプロセスが経営の成功を導いたのです。
 
ここでのキ-ワ-ドは「既存市場の見直し」と「差別化」でしょう。
 
タオルを使って何ができるか、どういう市場をタ-ゲットにするか。そして、いかに独自性を製品に持たせるか。
このような点で優れていたことから、戦略が成功していったと言えるでしょう。
と同時にその手法として大学生の発想を取り入れていったというプロセスに人事戦略というか、動機づけを組み入れていったところにも優れた経営者の手腕がみてとれます。
 
紹介した事例は衰退産業においても、製品のコンセプトを見直すことにより、新製品=新市場へと展開していくことが可能になる、といつた事例なのです。
 
だとすれば、日本全国にまだまだ製品のコンセプト見直し等や、やり方次第で再発掘できる宝がうずもれているような気もします。
 
簡単なことではないのは分かりますが、企業、商工会議所及び地方公共団体など(学者も)が知恵を絞りだせば、地域振興による経済活動の復活が可能だと信じたいですね。
 
編集:PILES GARAGE 編集部
 
整備士プロフィール

安村 雅己
株式会社mannaka/監査役
安村税理士オフィス/代表
会計税務等関与して35年。中堅企業や医療関係、非営利法人等多様な実務経験あり。
起業を起点として、会社の為、経営の安定成長を目指しています。
夢の共有がすべてだ。税務、会計のみならず法務、財務といった幅広い知見をフル活用。
一橋大学大学院博士前期課程修了の税理士、法学修士として、広範な問題に対応。
研究者、講師や監事、監査役も。戦う税理士としてクライアントの為に全力投球。
 
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