今さら聞けない?株価ってどうやって決まるの?

今さら聞けない?株価ってどうやって決まるの?

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株に触れない日は無い

株についての話題は新聞、テレビ、映画、本などで頻繁に目にするでしょう。「日経平均株価」「株価暴落」「株の仲買」などなど私たちは毎日株にまつわるトピックに触れているにもかかわらず、意外と株について真剣に調べる機会は少ないかと思います。

 

「株価」は取引が行われている間、随時変動しますよね。「朝~円だった株価が昼には~円に上昇」などといったレポートが散見されます。

 

ではその「株価」がどのように決められているのか考えてみましょう。

 

そもそも株式とは?

企業が生産活動を開始し、利益を得るためには給与の支払い、原材料の購入、設備投資などなど資金が必要でしょう。それらの資金をポケットマネーから出せれば良いのかもしれません。しかし皆が最初から十分な資金を持ち合わせているわけではありません。

 

そこで銀行からの借入や株式の発行という手段があります。

 

もともと株式会社という仕組みは、1600年代オランダで小口の投資を広範囲から集めるために生まれたと言われています。

 

株式を発行し、投資家がそれを購入することで企業は資金を得ることができます。例えば一株5000円で100株売れば、50万円の資金を調達できますね。

 

株式売買の仕組み

ではどうやって企業は株式を売るのでしょうか?また、我々はどこで株式を買えるのでしょうか?企業が直接株式の売買をしているわけではありません。証券取引所を通して株式を売買することになります。

 

投資家は証券会社に「~社の株を~株買いたい(買い注文)」あるいは「~社の株を~株売りたい(売り注文)」と注文します。注文の際、「一株~円以下なら(以上なら)買う(売る)」と金額を指定する指値注文と、「いくらでもいいから買いたい(売りたい)」と金額無指定の成行注文があります。

 

証券会社は受けた注文を証券取引所に提出します。証券取引所では高性能なコンピューターによって買い注文と売り注文を整理し、株式売買の取引を成立させていきます。取引が成立すると、投資家は証券会社を通して株式の売買を清算します。この時、証券会社は売買額から手数料をもらいます。

 

 

株価の決まり方とは?

今まで株式の売買の仕組みについて紹介してきました。さて上記の取引において、株価はどうやって決まるのでしょうか?

 

基本的に証券取引所で決まる各企業の株価は株式売買の需要と供給で決まります。株を買いたい人が多ければ価格は上がりますし、売りたい人が多ければ価格は下がります。

 

例えば、「1株1000円(以上)で100株の売り注文」があったとします。

対して「1株600円(以下)で100株の買い注文」と「1株1200円(以下)で100株の買い注文」が同時に来たとします。

この時は、最も高い購入額を提示した後者の買い注文が採用され、1株=1200円で取引が成立します。

 

証券取引所ではこのような取引が随時行われ、最後に成立した取引の価格が最新の株価となります。

 

買い注文が殺到すれば、その中で最も高い買い注文が採用されていくので、オークションのように株価は上がっていきます。逆に売り注文が殺到すれば、その中で最も安い売り注文が採用されるので、株価は下がっていきます。

 

株価を動かす要因とは?

株価を動かす要因① 企業動向

今後も利益拡大が期待できる企業の株式は買い注文が増えます。それは今後も配当金、株主優待、あるいはキャピタルゲイン(値上がりした株を売ることで得る利益)などの恩恵を投資家が期待できるからです。

 

実際に新製品の発表により企業の成長が見込まれ株式の買い注文が殺到、株価上昇という現象はしばし起こります。

 

反対に業績不振やスキャンダルによって企業経営が不安視されると、倒産して持ち株式の価値がゼロになる恐れがあるので投資家が株式を売り払う動きが活発になります。

 

株価を動かす要因② 政治動向

アベノミクス、イギリスのEU離脱、アメリカの大統領就任、そういった政治動向にも左右されます。

 

経済成長が見込まれる国の会社は株価が上がる可能性があるでしょうし、経済不安を抱える国の企業は株価が下がるかもしれません。

 

例えば円高が進むと、日本は輸出に不利になるので国産メーカーの株価が下がる可能性があります。

 

株の仕組みを押さえてニュースを理解

今回は原点に立ち返って株の仕組みについて紹介しました。株のニュースは難しそうに見えるものも多いですが、根本的な仕組みを押さえておけば理解の一助になるかと思います。

 

今回の基礎知識を踏まえて下記の記事も参照いただけると株の理解が深まるかと思います。

日経平均株価とは?相関のある経済指標とは?

 

執筆者:パイルズガレージ編集部

編集者:株式会社mannaka

協賛 :株式会社エスネットワークス
 

財務・会計系コンサルティング会社。
ベンチャー企業やローカル企業にCFOコンサルティングを行っています。
「経営者の輩出」を企業理念とし会計や財務の実務支援能力だけでなく、 CFOとして求められる知識や経営センスをより短期間で身に付け、育成することを目指しています。
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