マイナビ 池本博則氏が語る、強いチームの作り方【前編】

マイナビ 池本博則氏が語る、強いチームの作り方【前編】

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「欲しがられる人材になりたい人が集まるプラットフォーム」である、『PILES GARAGE』。
企業を”個”の力で支える、「杭(PILES)」のような人材を育てる「場所(GARAGE)」として、「欲しがられる人材」とはどのような人材であるのか、様々な人のお話を聞くことで改めて考えてみようと立ち上げたこの対談企画。

今回は、株式会社マイナビの池本博則氏に話を聞きました。多くの方がご存知の通り、マイナビは総合情報サービス企業として各種求人メディアを事業の主軸にしていますが、池本氏は、新規事業部の事業部長として最近2017年8月1日に総合農業情報サイト「マイナビ農業」というWEBメディアを立ち上げました。約100人をマネジメントし、新規事業を動かしている池本氏にチームマネジメント・強いチームの作り方について聞きます。

 

以下

池本:株式会社マイナビ 執行役員 地域活性事業部 事業部長 池本 博則

柴田:株式会社mannaka 代表取締役 柴田 雄平

 

マイナビ地域活性事業部長 池本博則氏とmannaka柴田との出会い

 柴田

池本さん、今日はよろしくお願いします。じゃあ、まずは2人の出会いの話からしたいと思います。

 

池本

柴田さんとはちょうどマイナビ農業の事業構想を考え、サイト構築をはじめた際に出会いました。パートナー企業の開拓を担当した弊社の吉野という者に「おもしろい人がいるんです!」と言われ、打ち合わせや会議とかではなく、なぜか飲み会に連れていかれ、それで会ったのが柴田さんだったんですよね。

 

柴田

そうでしたね(笑) マイナビ農業というメディアを立ち上げた時にいろんな会社と会おうと計画されたということですが、どれぐらいの会社と会おうとしていたのですか?

 

池本

何社と会おうというのは特になかったですね。僕はこれまで、大学生の就職情報サイト「マイナビ」という媒体を企業へ活用いただく為のセールスを入社以来14年にわたり、ずっと担当してきました。特に日本のリーディングカンパニーを担当する組織に11年間在籍しており、採用のマーケットを熟知した上で、クライアントへ伝える立場として仕事に取り組んでいました。しかし今回この事業部に移り、まったく未知のマーケットに挑戦しなくてはならず、様々な取り組みや既に業界でビジネスをおこなっている方に話をとにかく聞くことがまず重要であると考えました。パートナーアレンジを担当した吉野には徹底して時間の許す限りアポイントをスケジュールに入れるよう指示をして事業構想を進めていました。

 
今回の対談のテーマである、チームマネジメントのお話になりますが、媒体の立ち上げにあたり、新たな事業の構想に時間を割いてきましたが、それと同じくらい、各メンバーが何が得意なのか、何に適性があるのかを考えて行動してきました。その中で、今回弊社の吉野が、外部にネットワークをたくさん持っていて、それで柴田さんとの出会いに繋がったわけなんですよね。
彼女を例にとり話をすると、実はこれまで、こうした自分の強みが必要ない業務に従事していました。本人も不得手であると考えていて、悩んでいたみたいでした。そんな中、彼女がネットワークに自分の強みがあるという感じのことを面談で話をしてくれたことがあって、そこからはマイナビ農業のグロースにあたるメディアパートナー開拓を彼女に任せてみようと。初めて柴田さんにお会いした時とか、やはりマイナビ農業をグロースしていく初期段階で、こういう感じの方々に、ご協力を頂けたら良い記事ができそうだという実感が強かったです。吉野ナイス!と思っていました。(笑)そんな感じでここ数ヶ月間、30~50社くらいの方々とお会いしている感じです。

 

柴田

お忙しい中で、随分たくさんの方とお会いしたんですね。

 

池本

そうですね。毎日必ず、1時間はどこかにアポイントが入っていて、彼女が誰かと引き合わせてくれていましたね。

 

 

マイナビ農業という新たなメディアを立ち上げる

柴田

「地域活性」という事業部を立ち上げた理由と、マイナビ農業というマイナビ社として新しい領域について挑戦をはじめたことについて少しお話を聞かせてください。

 

池本

まず事業部についてお話をしますと、私が12月にこの事業部に事業部長として着任した際に思ったことは、取り組んでいるテーマや担っている仕事はこの国にとってとても大切な事業であるなと感じたこと。我々からできる地方創生や地域活性に挑戦をしようという想いを込めて、「地域活性事業部」にしました。

 

柴田

なるほど。確かに、地域活性や地方創生という言葉は民間企業が挑戦する際においては、CSRの概念が強くなるものですが、そうではなくて、通常のマーケットと同様、価値競争をどんどんいろんな会社や、地方とやっていこうというようなイメージになるんですね。それで生み出したのが「マイナビ農業」だったんですね。

 

池本

そうですね。これまでの日本にはない総合農業ポータルサイトというメディアを中心として、新しい地域活性をはじめたいと考えました。
このサイトを立ち上げて、今の想いとしては10年後、20年後も農業の領域で、マイナビ農業があたりまえに役立っている存在になりたいと考えています。
今、8月1日にサイトが立ち上がり、その第一歩を踏み出したという感じですね。

 

柴田

今、事業の立ち上げで苦労されているのはどういったところでしょうか?

 

池本

そうですね、農業というものすごく大きく、重要なマーケットに我々がどう取り組んでいくか。そのことを当然サイトが立ち上がったあとも日々考えている状況です。本当にこのマーケットにとってなくてはならない存在やサービスになるためにどうするか。今は徹底的にそれを突き詰めています。それと同時に、組織の編成や変革、社員ひとりひとりの可能性や能力の把握と意識改革を進行しています。
新しいメディアが生まれる中で、これまで一人ひとりが取り組んできた仕事と全く違う仕事を任せることが多くなってきました。誰がこの業務を担当するのが現状最適なのか。そういった点を日々事業構想とともに考えていくケースが非常に多いです。
毎日が目まぐるしく過ぎていく感じですね(笑)そして、毎日、試行錯誤と反省の連続です。でもまぁ、それは当然だし、あるべき姿なのかなと思いながらの毎日です。

 

大きな組織における人材育成

柴田

池本さんが考える人材育成について教えてもらってもいいでしょうか? 事業部に100人弱の人がいて、一人一人全員を把握するのはそうそう簡単なことではないと思うので。

 

池本

12月に事業部長になった際、メンバー全員に送ったメッセージは、「自分が本当に何をやりたいのかということと、それを成し遂げるためのベクトルが全員同じ方向に向き始めると、組織は強くなる。だから自分の主張をしっかりとしてください」ということを伝えました。僕は細かいやり方を指示するのは好きではないので、大きい方向性でこれをやろうと言った時に、それに対してメンバーそれぞれが、「自分はこの部分をやります!」と主張すること。そしてその個々の力を如何に束ねて大きな力にしていくかがすごく大事だと思っています。
あと、自分のポリシーで、座右の銘でもあるし、メンバーに求めていることですが、「あたりまえのことはあたりまえにやる」こと。あたりまえという言葉は決められたことをやるということではなくて、自分の能力や可能性を最大限発揮して仕事をする。個々の最大限の能力や可能性をどう引き出していけるか。それが自分のマネジメントの根本にあります。

 

事業部長としての決断力とスピード感

柴田

僕が初対面で池本さんに対して思ったのは、決断力とスピード感がめちゃくちゃあるなってことなんですけど、それは意図的にそういう決断とかスピード感を作っているんでしょうか?

 

 

池本

そうですね。“走りながら考える”ことがポリシーとしてあるので、決断や判断のスピードは速いのかもしれません。特に今回の農業という新しい分野への挑戦はそれを加速させているのかもしれません。農業というマーケットについて我々は全くの無知です。例えば、何十年も農業を営んでいる農家の方に我々が農業のことでとやかくお伝えできることは何もないし、そういったサービスをするつもりはないです。
僕はこのマイナビ農業というメディアに、器のようなイメージを持っていて、その器の中に農業の情報がすべて集まっている。入れる情報については、農家の方や農業に携わる方々のことがしっかりと正確に描写されるべきという判断軸を持っていました。そういった描写が出来るパートナーを求めていたんです。最初、柴田さんの話を聞いて、原稿やメディアサイトの方を見せてもらった瞬間に、すごく親和性があると思ったので、力を貸してくださいと即決した感じです。

 

柴田

池本さんの決断力とスピード感はすごくて本当にビックリしました(笑)事業部のメンバーたちはそのスピード感についてこれていますか?(笑)

 

池本

今私がどういう考えを持っているかも包み隠さす共有しているので、その意図を汲んでもらいながら、頑張ってついてきてくれています。これまで、メンバーに時間とかスピードの件で、あんまりうるさく言ったことはないですね。今の組織にありがちなことというと、ひとつのタスクに対して、誰がやるのかとか、どうするのかが宙に浮いてしまうことですかね。
さっき、「あたりまえのことをあたりまえにやる」ということをお話しましたが、まだまだ、「これは私の範囲内じゃない」ということが意識が見受けられ、業務が“落球”している状態になることがあったりします。そういうことをみんなでカバーできると、組織も個人も強くなっていくんじゃないかなと思っています。あたりまえにやるという必然性は、個人を強くしてくれるので、すごく大事なことだと思っています。
「やらなきゃいけない」という意識は、それをどうやって自分の中で責任と覚悟に昇華できるかということ。営業組織をマネジメントしている時もそうだったし、今の事業部でもそうなんですけど、自分のやっている仕事に対して、責任や覚悟をどうやって持つのかを、個人に落とし込めなければうまくいかないと思っているので。「あたりまえマインドが何よりも大切だとおもっています。

 

ーーーーーーーーーーーーーー

今回は、株式会社マイナビで「マイナビ農業」を立ち上げた池本博則氏に話を聞きました。前編では池本氏がなぜ、マイナビ農業を立ち上げたのかという話や、立ち上げに際して意識していることなどを語って頂きました。その中で少しマネジメントについても触れていきましたが、後編では、さらに掘り下げてチームマネジメントについて質問をしていきます。後編もぜひお楽しみに!

 

▶︎株式会社マイナビ マイナビ農業

いちばん大きな寄合所になりたい。

農業のすべてが集まるWEBサイト。「この国の農業を変えたい」「新しい野菜にチャレンジしたい」「家族の生活を守りたい」「収入を安定させたい」「不安だけど、何をすればいいかわからない」農業に携わる方によって、その声は実にさまざまです。でも、すべての人に共通するのはきっと、「農業のために何ができるだろう」という想い。そんな想いや知恵を集めて、つなぐために。マイナビ農業は生まれました。

例えば、農業の最新ニュースや、農家同士で情報をわけあえるコミュニティ、気軽な農業エンタメ。コンテンツを充実させることで、あらゆる農家や農業関係者が集まる場所へ。やがては、つくる人から 食べる人まで、日本中の人が離れていても交流できる、いちばん大きな寄合所へ。

農業の課題のすべてを、一度に解決することはむずかしい。けれど、さまざまな分野でつながりをつくってきた私たちマイナビが、お手伝いできることがきっとある。その一歩をいま、このWEBサイトからはじめます。

HP:https://agri.mynavi.jp/

 

記事:PILES GARAGE

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