明日からすぐに使える、ものすごく簡単な叱るためのスキル その1

明日からすぐに使える、ものすごく簡単な叱るためのスキル その1

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あなたは上司として、部下に正しく叱ることができていますか?

 

「ちゃんと叱ろうとは思うんだけれども、どうも感情的になってしまって、うまく叱れないことが多いんです…」と悩む上司は、世の中にたくさんいます。

 

そこで、明日からすぐに使える、ものすごく簡単な叱るためのスキルをお伝えしたいと思います。明日から使えるものがほとんどなので、インプットして、インプットしたものを試しにすぐに使ってみてください。

 

小さなことから叱る

まず1つめは、小さなことから叱る、です。

 

言葉の通りです。小さなことから叱りましょう。部下の間違った言動に対しては、大きな間違いはもちろん、小さな間違いでも叱ることが重要です。例えば、少しの遅刻や身の回りが整理整頓できていないなど、一見、些細と思われることも、しっかりと叱らなければなりません。こうした小さな事こそ、部下の悪い癖を正す絶好の機会なのです。

 

小さなことでも叱っていくと叱る回数が増えるため、一見、『関係が悪くなる』、『嫌われる』と思ってしまいがちです。しかし、本当に部下のことを考えているならば、嫌われることを恐れるよりも、間違っていることは間違っていると伝え、部下の成長に寄与すべきなのです。

 

そのためには、日ごろから、部下の仕事ぶりや周囲との付き合い方を観察しておくことが必要です。部下の状況をたえず掴んでおくことにより、叱るポイント(あるいは、褒めるポイント)が良く見えてきます。

 

良くないな、と思ったらそのたびに叱る

まず、部下が間違ったことをしていたら、大きい小さい関係なく、これは良くないなと思った時に、やっぱりちゃんと叱りましょう、ということですね。

 

これは良くないなと思ったら、そのたびに叱りましょう。こういう小さなこと、例えば、毎回会議に遅刻してくるとか、いつも納期に遅れてくるとか、「社内のことだからいいか」とそのままにしておくと、お客様のところでもやり始めてしまいます。もしくは、もうやっているかもしれません!

 

なので、小さいことに大きなミスが隠れていることもありますので、やっぱり、小さなことでも叱りましょう。そして、部下の習慣の中に、悪い癖が隠れているのを発見することもあります。

 

なので、その時は「絶好の機会」ということで、パッと見つけたら、ちゃんと言ってあげましょう。そして叱ってあげるということをしてあげてください。

 

女性が叱るのが苦手だという理由

ちなみに、叱るのが苦手だという人の中には、割と女性が多いですね。なんでかというと、あんまり口うるさく細かいことばかり言うと、「女の人は細かいなあ。」とか、そんな風に思われたくないという気持ちが働いてしまうんです。

 

叱ることによって関係が悪くなっちゃうんじゃないかなとか、思うんですよね。でも、その気持ちは捨てましょう。好かれようと思ったら、叱れません。なので、好かれなくても尊敬されればいいわけですから、叱って下さい。

 

で、叱り続けていると関係が悪くなるとか思うかもしれませんが、相手のことを本当に思う叱り方をしていれば、必ず伝わりますので、嫌われたとしても成長につながるのだとしたら、叱ってください。これが結論です。

 

叱る、に例外なし。一人くらい、いいだろうはダメ

こんな考え方をご紹介しましょう。割れた窓の理論、といいます。

 

「建物の窓が割れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」

ジョージ・ケリング(犯罪学者)

 

これは、一人が遅刻しているのを見逃していると、いずれみんな遅刻するようになるよ、という話です。その可能性があるから、気を付けてくださいということです。軽犯罪が多発する地域は、重大犯罪も起こりやすいと言われています。なので、犯罪をなくそうと思ったら、軽犯罪から取り締まっていくことが重要なんですね。

 

札幌のススキノでは、駐車禁止を取り締まるようになったら、犯罪発生率が下がったと言われています。これは、組織においても全く同じことが当てはまると考えていいと思いますので、「一人くらいいいだろう」は無しです。例外はありません。一人がやっていると、みんなやり出してしまいます。

 

 

理由を明確にして叱る

では次は、理由を明確にして叱る、です。叱る理由を伝えてあげてください。叱られて不満に思う時の意見で、よくこういうことが出てきます。「なんで叱られているか、分からない…」叱られている理由が分からない。理由が分からないから、全然納得できない。結果、行動が改善されない、ということです。

 

間違ったことを、間違っていると認識してもらうためには、なぜ間違っているのかという「理由」をちゃんと言ってあげることが大切です。ちゃんと理解できれば、その瞬間は、部下が落ち込んだりカチンとこられたりしても、最終的には、この理由が理解できれば、叱ってくれた人に感謝までしてくれるようになります。

 

どうですか? あなたはこれ、ちゃんとやっていますか?

 

理由を言いながら叱る

分かるよね? どうして叱られているか。言わなくても。はダメ。実は、私はこれ、昔、全然できなかったんですよ…私の失敗事例はどんなものかというと、こんなことを言ってしまうんですよ。「分かるよね? どうして叱られているか。言わなくても。」というやつです!
これ!これをやってしまうと、部下で「分かりません」と答えられる人は、ほとんどいなくなってしまいます。言えないんですよ、分からなくても。だから部下がシュンって委縮してしまいます。まあまあ正直な人だと「たぶん…」とか言いますけどね。

 

理由を説明しながら叱ると感謝までしてくれるようになる可能性があります、と言いましたが、逆にそれをちゃんとやらないと、部下は、気持ちとして反発をしてきます。

 

だから、「これくらい分かるよね」なんていう言葉は、禁句です。ほぼ分かっていないです。分かっていたらしません。本当に分かっていないんです。遅刻がダメだってことなんて、誰だって知っています。でもそれをやっちゃうのは、本当にダメだと心から分かっていないからです。

 

 

いかがだったでしょうか?

 

部下の悪い癖を正すために、小さなことでも叱る。そして、部下が叱られた理由を分かるように伝える。部下の腑に落ちるようにきちんと伝える。意識すればすぐに行動できると思います。ぜひ、今日、部下を叱る時(?)に使ってみてください。

 

あなたがどこでも通用するような人材となるヒントとなれば幸いです。

 

 

記事 / 株式会社FCEトレーニング・カンパニーと株式会社mannakaの共同作成記事です。
執筆者 / 中村 天大
編集者 / 株式会社mannaka

組織デザインコンサルティング会社。
FCEトレーニング・カンパニーには、「働くをおもしろくする」研修が、あります。
3,000以上もの組織・チームから見出した「成果を出す組織の原理原則」と、世界的ベストセラー『7つの習慣』をよりビジネスシーンにフォーカスした「7つの習慣(R)InnovativeMind」研修を提供しています。
2013年から5年連続で、「働きがいのある会社ランキング」ベストカンパニーにも選出を頂きました。

 

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