業績好調&高ROEで収益性良し ディズニーランドのオリエンタルランドを財務分析

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絶対王者のオリエンタルランド

株式会社オリエンタルランド(以下、オリエンタルランド)は東証一部上場企業で、「千葉県浦安沖の海面を埋め立て、商業地・住宅地の開発と大規模レジャー施設の建設を行い、国民の文化・厚生・福祉に寄与すること」を目的に1960年に設立されました。

 

皆さんが知っているイメージでいうとオリエンタルランドは、ウォルト・ディズニー氏が創業した米ディズニーランドを日本に誘致交渉し、米国外では初となる東京ディズニーランドをオープンした企業でもあります。全国のテーマパーク入場者数ランキングでも、東京ディズニーランドは2位のユニバーサルスタジオジャパンを大きく引き離し、首位をキープし続けています。

 

オリエンタルランドの事業ドメイン

オリエンタルランドが運営する、東京ディズニーランドの事業ドメインは3つの事業で構成されています。

 

  • 1つ目は「テーマパーク事業」で、オリエンタルランドが東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの2つのテーマパークの経営・運営に関わる事業です。テーマパーク事業の売上高は、連結売上高の約80%を占めていて東京ディズニーランドの3つの事業の中で主要な事業であるといえます。

 

  • 2つ目が「ホテル事業」で、オリエンタルランドは連結子会社の株式会社ミリアルリゾートホテルズ(以下、ミリアルリゾートホテルズ)によって、ディズニーアンバサダーホテル、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ、及び東京ディズニーランドホテルなどディズニーランドのパーク内にあるホテルの5つのホテルを運営しています。さらに、ミリアルリゾートホテルズの子会社である株式会社ブライトンコーポレーションが運営する浦安ブライトンホテル、京都ブライトンホテルなどを加えた合計8つのホテルの経営・運営を行うことを目的としている事業セグメントです。

 

  • 3つ目が「その他の事業」で、オリエンタルランドは東京ディズニーランドの利便性を向上させたり魅力を高めたりするための付随的な事業を運営しています。「その他の事業」は、東京ディズニーランドの最寄りの駅である舞浜駅の駅前に位置する複合型の商業施設である「イクスピアリ」と、舞浜駅、東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、オフィシャルホテルを結ぶモノレールである「ディズニーリゾートライン」で構成されています。「イクスピアリ」は直営店を含めると約140店舗のショップやレストランで構成され、ゲストのニーズに合わせてテナントの入れ替えなどを短期間で行うなどして顧客満足を高めています。「ディズニーリゾートライン」は交通手段としての機能だけでなく、モノレールの内装や車体のデザインでミッキーのシルエットを多く取り入れるなどして、こちらもゲストのニーズを満たすことで顧客満足を高めることに繋がっています。

 

参考:http://www.olc.co.jp/ja/index.html

 

オリエンタルランドの業績

オリエンタルランドの順調な財務状況

次にオリエンタルランドの財務情報を見ていきましょう。

 

Table オリエンタルランド収益関連表

出典:OLC GROUP HP 業績ハイライト

 

上表の収益関連表のように、2014年3月期まで売上高をはじめとするオリエンタルランドの各収益性指標は順調に上方推移を続けています。

 

オリエンタルランド、一時売上高減少も心配無用

オリエンタルランドの2015年期は売上高がわずかに減少しましたが、2014年が創業30周年記念でグッズなどの売上げにより客単価が大きく増えていることもあるため悲観する必要は無く、むしろ新しいショーの「ワンスアポンアタイム」を導入したことにより入場者数は過去最高を記録しました。

 

オリエンタルランド、充実した経営面 資本効率も優秀

また、株主から集めた資金をどれだけ効率よく使って利益を上げているかを測る指標であるROEも、2013年3月期からは10%を超えており、近年重視されているROE経営の観点からみてもオリエンタルランドは優良企業と言え、業績は良いといえます。

 

オリエンタルランド、新エリア投資で成長続く

オリエンタルランドは、2013年3月期からROEが10%を超え、株主目線の経営もできていることを示唆しており、更に「顧客満足」を第一に考えて新しいコンテンツをニーズに合わせてどんどん導入していくことで顧客をしっかり囲い込み、入場者数を順調に伸ばしてきています。

 

また、オリエンタルランドは長期的な入場者数の伸びを期待して投資も行っており、2020年までに「美女と野獣」をテーマにした新エリアを導入しようと考えていますが、これは総事業費が約750億円でオリエンタルランドとして過去最高規模の投資です。2020年は東京オリンピックで海外旅行客が多く日本に来ることが予想されるため、新エリアの話題性でさらに入場者数は増加すると考えられます。このように投資を怠らず顧客満足を高め、株主目線の経営を行うことで、オリエンタルランドはこれからも持続的成長を続けていくでしょう。

 

 

執筆者:パイルズガレージ編集部

編集者:株式会社mannaka

協賛 :株式会社エスネットワークス
 

財務・会計系コンサルティング会社。
ベンチャー企業やローカル企業にCFOコンサルティングを行っています。
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