ソフトバンクとウフル、IoT事業分野で資本・業務提携
目次
ソフトバンク株式会社(以下、ソフトバンク)と株式会社ウフル(以下、ウフル)は、このたびIoT事業分野で資本・業務提携することに合意しました。
本提携の概要
ソフトバンクは、各種センサーデバイスなどからデータを収集して、さまざまな価値につなげるIoTプラットフォームを構築しており、デバイスやネットワーク、データストレージ、アプリケーションなど、IoT環境の構築に必要な要素をワンストップで提供していきます。今回、IoT事業分野で豊富な実績とノウハウを持つウフルと資本・業務提携することにより、IoT事業の拡大に向けてソリューションの強化や、技術開発の促進を目指します。
ウフルは、IoT製品やIoTサービスづくりを包括的に支援する、開発・運用サービス「enebular®(エネブラー)」の提供を通して、顧客のIoTにおけるデバイスとクラウドが連携するアプリケーションの開発や、さまざまなクラウドサービスとの連携を簡便にし、多数のデバイスが自律的に分散し協調するIoTシステムの最適なオペレーションの実現をサポートします。
本提携に開発・提携する内容
ソフトバンクとウフルの両社は今回の資本・業務提携により、ソフトバンクのIoTプラットフォームおよびネットワークを組み合わせたIoTサービス、ウフルのIoTソリューションを提供していきます。また、ソフトバンクが2018年4月に商用サービスを開始した、IoTデバイス向けのLTE規格であるNB-IoTに準拠した通信モジュールを共同で開発し、IoT事業の拡大を目指します。5Gの普及が世界的に進む2020年には、240兆円(※1)を超えるといわれる世界のIoT市場において、特にファシリティマネジメント(※2)、アセットトラッキング(※3)、スマートシティといったプロジェクトに注力し、協業を加速していきます。
(※1)出所:JEITA「電子情報産業の世界生産見通し 注目分野に関する動向調査」。
(※2)ファシリティマネジメント:工場や建物で使われているインフラ設備の維持管理の総称。
(※3)アセットトラッキング:Wi-FiやGPS、RFIDタグなどを組み合わせて、ヒトやモノの位置を追跡管理する方法。
(※4)スマートシティ: ITや環境技術などの先端技術を駆使して街全体の電力の有効利用を図ることで、省資源化を徹底した環境配慮型都市。
enebularについて
「enebular」は、ウフルが提供するIoTオーケストレーションサービスです。
エッジデバイスとクラウドが連携するアプリケーションの開発や、様々なクラウドサービスとの連携を簡便に実現し、多数のデバイスが協調するIoTシステムの最適なオペレーションを支援します。また、商用展開可能なセキュリティとスケーラビリティとを備えています。2014年のリリース以来、IoT/AIを活用してデジタル・トランスフォーメーションに取り組む様々な企業に導入いただいています。2017年5月には、英Arm社との間で、同社のIoTデバイス管理プラットフォーム「Arm® MbedTM Cloud」のパートナー契約を締結したことにより、クラウド・エッジデバイス・エンドデバイス全てにおけるセキュリティ、特にハードウェアレベルのセキュリティを重視した開発が可能となりました。
URL:https://enebular.com/
ソフトバンク株式会社
URL:https://www.softbank.jp/corp/group/sbm/
株式会社ウフル
URL:http://uhuru.co.jp/
執筆/編集:PILES GARAGE
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