「企業間レンタル移籍」株式会社ローンディール 原田 未来氏と考える新しい人材育成のかたち【後編】

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「欲しがられる人材になりたい人が集まるプラットフォーム」である、『PILES GARAGE』。企業を”個”の力で支える、「杭(PILES)」のような人材を育てる「場所(GARAGE)」として、「欲しがられる人材」とはどのような人材であるのか、様々な人のお話を聞くことで改めて考えてみようと立ち上げたこの対談企画。

 

今回は、 株式会社ローンディール 代表取締役の原田 未来氏にお話を伺いました。株式会社ローンディール(以下、ローンディール)は、「出向を活用し、人材をベンチャー企業のプロジェクトに参加させる仕組み」を提供しています。新しい価値を創りだす実戦的な経験を通じて、イノベーションを起こせる人材や、組織に変革を起こすことができる次世代リーダーを育成しています。

 

代表の原田氏は、自身がベンチャー企業と大手企業のそれぞれの良さを経験してきた中で「企業間レンタル移籍という人材育成」のアイデアを得たといいます。後編では、原田氏が考える会社という組織について、また今後の事業展開などを伺って参りました。前編に引き続き、PILES GARAGE編集長の柴田との対談をぜひ、お楽しみください。

 

以下

原田: 株式会社ローンディール 代表取締役 原田 未来

柴田:株式会社mannaka 代表取締役 柴田 雄平

 

社内のメンバーのキャラクターが多様である組織、文化

柴田

原田さんは、会社にはどのような文化が必要だと考えていますか? また、社内のメンバーにはどのようなことを求めていますか?

 

原田

社内のメンバーのキャラクターが多様である組織、文化がいいかなと思っています。同じキャラクターのメンバーだけで集まってしまうと、発想が広がらず、同じ発想しか出てこないと思うからです。僕は基本的に新規事業系のマインドがあるんですが、社内には全く別のマインドを持ったメンバーも存在しています。コツコツと事務をやってくれているメンバーもいますが、その人がいないと自分もパフォーマンスを出すことができないので、そういう意味では貢献度は一緒だよねという感覚を持っています。

 

それぞれのメンバーが専門的な知識やスキルを持ちながら、議論をするとダイバーシティが生まれるので、やはりキャラクターが違うメンバー同士だと組織として幅が出るし、結果として新しいことも生み出しやすくなると思っています。

 

 

部下を持ってみないと分からないこともある

柴田

経営者は勢いが必要な時もありますが、近くで止めてくれる役割がいてくれないとなと感じることもあるので、やっぱりメンバー選びは重要ですよね。
そういう人に関する点で、原田さんが若い頃に経験して良かったことは何ですか?

 

原田

マネジメント経験ですね。ベンチャー企業だったからということもあり、僕は26歳で部長職を経験しましたが、正直、うまくいかないことばかりでした。当時、「原田が上司だったら、私は会社辞めます」という部下もいたんですよ(苦笑) 苦い経験をしましたが、それでもそれはすごく良い勉強になりましたね。やっぱりマネジメント側になって部下を持ってみないと分からないことってたくさんあるので、それは早めに経験できて良かったと思いますね。そういったことも、大企業からベンチャー企業への移籍で少しでも多くの方に経験してもらえたらと思います。

 

 

ローンディール2.0「個人の成長から、組織の成長へ」

柴田

最後に、今後の事業の展開はどのように考えていますか?

 

原田

現在まで多くの方にレンタル移籍をしてもらい、個人が違う環境に飛び込むことで成長をするということは間違いないという確信を得ています。

 

先日、レンタル移籍をした若者が、移籍したベンチャー企業の社長に「スピード感を持て」とか「結果にコミットしろ」と言われていたようです。それを移籍元の部長さんがレポートで見て「これって、本当は大企業でもベンチャーでも変わらずに求められることなんですよね」と仰っていたんです。この時、これって確かに考えてみればそうだ、と思ったんですよね。大企業だからスピード感がなくていいという訳ではないですし、当然結果にもコミットしてほしいはずです。これは時代、場所を問わず、変わらない根源的なものだと思うので、プロとしての仕事をどれだけ磨いていけるかは大事だと思います。

 

もちろん中には移籍を経験して失敗や挫折を経験する方もいますが、それもまた成長だと僕は思っています。今まで失敗や挫折経験なしで来た人がベンチャー企業で挫折経験をするというのは、すごく良い経験だと思っているからです。

 

そして今、僕の興味は、次第に個人の成長から組織の成長へと移り始めています。僕が考えている「ローンディール2.0」というのは、個人に対して成長や変化を与えることで、組織の成長、変化にも影響を与えたいということです。レンタル移籍から戻ってきた若手とマネジメント層とが一緒になって組織を変革していくというところに踏み込んでいきたいと思っています。組織がどれだけ個人を活かせるかというのは大事なポイントだと思っているので、そこまでできるようになれば、移籍後の人材も活躍できるし、その人材を起点にしてさらに組織を成長させ、イノベーションを起こせると思っているからです。

 

柴田

個人の成長と組織の成長は双方とても大事ですよね。今日は貴重なお話をありがとうございました。

 

原田

こちらこそ、ありがとうございました。

 

ーーーー

今回の対談では、株式会社ローンディール 代表取締役の原田 未来氏にビジネスアイデアのきっかけから「企業間レンタル移籍」を通じて実現したいことなどを伺って参りました。前編では原田氏自身がベンチャーと大企業のそれぞれの良さを体感し、転職、起業を経て、自身の原体験を元に、サービスを作ったというお話を。後編では、組織論と今後の事業展開についてのお話を伺いました。

 

既に多くの方がレンタル移籍をされ、様々なメディアに注目をされている企業間レンタル移籍「ローンディール」。原田氏自身も、個人が違う環境に飛び込むことで成長をするということは間違いない、という確信を得ているということでした。今回のお話から、今後同サービスのフォーカスが個人から組織へ移り、さらに世の中の新しい働き方が創造されるのだろうと肌で感じることができました。これからの事業展開が非常に楽しみです。

 

さて、あなたにとってはどんな話が胸に残りましたでしょうか? この記事を読んだあなたにとっても、これからの時代を生きるヒントが見つかれば幸いです。

 

前編はこちら

企業間レンタル移籍という人材育成 株式会社ローンディール 原田 未来氏 対談【前編】

 

▶︎ 株式会社ローンディール

企業間レンタル移籍という人材育成ローンディール

ローンディールは出向を活用し、人材をベンチャー企業のプロジェクトに参加させる仕組みです。

新しい価値を創りだす実戦的な経験を通じて、イノベーションを起こせる人材・組織に変革を起こせる次世代リーダーを育成します。

HP:http://loandeal.jp/

 

記事:PILES GARAGE

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